GCD C81104 ¥1780
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
アロイージア・ヴェーバーのためのアリア集 ――
いえ、いえ、あなたにはできませんK.419/アルカンドロよ、わたしは告白す
る ― どこから来るのかわたしにはわからないK.294/わたしはあなたに明か
したい、ああ!K.418/ああ、もし天に、恵み深い星たちよK.538/わが憧れの
希望よ ― あなたにはどれほどの苦しみかわかるまいK.416/テッサーリアの
民よ ― わたしは求めはしません、永遠の神々よK.316(K.300b)/私の感謝を
お受け下さい、親切な後援者の皆様K.383
シンディア・ジーデン(ソプラノ)、
フランス・ブリュッヘン(指揮)、18世紀オーケストラ
1777年にモーツァルトが出会った1人の女性、アロイージア・ヴェーバー。こ
のアロイージア・ヴェーバーは後にモーツァルトの妻となるコンスタンツェの
姉であり、「後宮からの逃走」や「悔悟するダヴィデ」、「劇場支配人」など
の作品で重要な役を演るなど輝かしいキャリアを築いたソプラノ歌手であり、
そして若かりし頃のモーツァルトが恋心を抱いた初恋の相手である。
モーツァルトがアロイージアのために1778年から1788年の間に作曲を行った7
つのコンサート・アリアは、モーツァルトが作品に込めた想い や表現の意図な
どが現在でも様々な推測を呼んでおり、楽曲の高い完成度はもちろんのこと、
不思議な魅力を持ち合わせた傑作として評価されている。
ブリュッヘン&18世紀オーケストラのサポートを受けて「アロイージア・ヴェ
ーバーのためのアリア集」を歌うのは、この世代における有数のモーツァルト
解釈者としての地位を確立しているシンディア・ジーデン。上演機会に恵まれ
ないモーツァルトの初期作品や、このアリア集を自身のコンサート・レパート
リーとするなどモーツァルトの演奏には特に定評がある。
録音:1998年5月&9月、ユトレヒトでのライヴ録音。
GCD C81103 ¥1780
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):管弦楽組曲集 ――
組曲《アカントとセフィーズ》(パリ、1751年、パストラル・エロイックより)
/組曲《エベの祭典》(パリ、1739年、オペラ=バレより)
フランス・ブリュッヘン(指揮)、18世紀オーケストラ
古楽界の世界的権威フランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラの黄金コン
ビによるシリーズもグロッサの中核となる重要なラインナップの1つ。
ブリュッヘン&18世紀オーケストラの演奏と言えば、東京芸術劇場での公演を
収録したモーツァルトのレクイエムがまず頭に浮かぶところだが、このラモー
の演奏も実に見事。
リコーダー奏者時代からブリュッヘンにとっての重要なレパートリーだった
「ラモー」はまさしく十八番。
「アカントとセフィーズ」の序曲で登場する度肝を抜くティンパニの一撃や、
管楽� ��の巧みな表現、鍵盤楽器の演奏でも有名な「エベの祭典」のタンブラン
での仕掛けなどなど・・・流石はブリュッヘン!と思わず呻りたくなってしま
う。
ラモーの管弦楽組曲=ブリュッヘン&18世紀オーケストラという評価とラモー
の管弦楽組曲の魅力を確認させてくれるまさに"名盤"である。
録音:1996年9月&1997年2月、ユトレヒトでのライヴ録音。
GCD C80906 ¥1780
ルカ・マレンツィオ(c.1553-1599):マドリガーレ集第9巻 ――
辛辣な言葉をわたしは投げかけたい/愛の神よ、わたしは長い歳月を泣き続け
た/つらい愛の掟よ/愛の神は我が詩にしるけき証をきざみ/もしもわたしの
疲れた詩が高く舞い/そよ風は緑なす月桂樹の葉と黄金色の髪を/見目うるわ
しいアルミッロは/ひとり思いにくれ人気なき山野を/ここは戦場、わたしは
苦しみ、命を請う/ニンフと羊飼いを水辺にさし招く小川よ/往くか、のこる
か/わたしが生きているとあなたは思うのか/むごくつれなく仮惜ない死よ/
あなたの美しい手をにぎりしめ
クラウディオ・カヴィーナ(ディレクター)、ラ・ヴェネクシアーナ
遂に完結となったモンテヴェルディの「マドリガーレ集」や「オルフェオ」の
世界的ヒットによって、グロッサの看板アーティストとして はもちろんのこと、
ラテン系ヴォーカル・アンサンブルの代表格として押しも押されぬ存在感を放
つ「ラ・ヴェネクシアーナ」
コンチェルト・イタリアーノのメンバーだったカウンターテナーのクラウディ
オ・カヴィーナにより結成されたヴォーカル・アンサンブル「ラ・ヴェネクシ
アーナ」は、モンテヴェルディ、ジェズアルドを2本柱として別次元のハーモ
ニーによる圧倒的演奏を繰り広げており、2007年に行われた来日公演の大成功
も記憶に新しい。
1999年のレコーディングでラ・ヴェネクシアーナが取り上げたのはイタリアの
作曲家ルカ・マレンツィオのマドリガーレ。16世紀後半の音楽家の中でも有数
のマドリガーレ作曲家だったマレンツィオの作品は、当時のマドリガーレの1
つの完成形とし て位置づけられるなどラ・ヴェネクシアーナに相応しいプログ
ラムであることは間違いない。繊細にして大胆なハーモニーの世界が復活する。
録音:1999年4月、モンテ・カルメロ・アル・コレット聖母教会(イタリア)
GCD C80102 ¥1780
メランコリーの芸術 ――
レオポルド・ヴァイス(1686-1750):
シャンコヌ/ソナタ(組曲)ニ長調K.5/前奏曲/メヌエット/ファンタジア/
ソナタ(組曲)二短調K.9/シャコンヌ
ホセ・ミゲル・モレーノ(バロック・リュート)
後期バロック時代のドレスデンで宮廷付きリュート奏者、作曲家として活躍し、
リュート音楽の歴史において最重要人物と称されるレオポルド・ヴァイス。
生前、ヴァイスのリュート作品は、ライプツィヒを主な活躍の場としていたJ
・S・バッハの鍵盤作品と同等の評価を得ていたという点からも、その存在の
大きさが十分に想像できる。
「シャコンヌ」などギター奏者に馴染みの深い有名作が多数収められた「メラ
ンコリーの芸術」は、マドリードで生まれスペインの古楽シーンで先頭を走り
続けるリュー ト奏者ホセ・ミゲル・モレーノの代表的録音の1つ。
ヴァイスの作品が持つメランコリーな旋律がモレーノのリュートを通じて聴き
手の心に染み渡る。
録音:1993年6月、エル・エスコリアル修道院(スペイン、サン・ロレンツォ)
GCD C80205 ¥1780
《清く澄んだ川》ルネサンス期スペインの歌曲と器楽曲-
スペインのギター音楽第3集 ――
作曲者不詳:私に何をお望みですか
エステバン・ダサ:フアン・パストラール、なぜお前はこうなった
バスケス-ピサドール:バラの茂みの泉にて
エステバン・ダサ:異国の地に
フレチャ-フエンリャーナ:かわいい妹テレサよ
モラレス-フエンリャーナ:ムーア人はアンテケラから馬に乗って去っていく
エステバン・ダリ:ブルネットの少女が叫んだ
作曲者不詳:クラロス伯爵のディフェレンシア
アロンソ・デ・ムダラ:恋人たちの嫉妬
ディエゴ・ピサドール:夜の闇が訪れ
アロンソ・デ・ムダラ:イサベルは腰ひもをなくした
モラレス-フエンリャーナ:ベネディクトゥス
ディエゴ・ピサドール:エンデチャス
ミゲル・デ・フエンリャーナ:エンデチャス
エンリケス・デ・バルデラ ーバノ:愛する人よ、あなたはどこから来たの
アロンソ・デ・ムダラ:
ロマネスカ、彼らが私を呼べば、清く澄んだ川、幸せな男
バスケス-フエンリャーナ:私のために嘆いてください
ディエゴ・ピサドール:バプテスマのヨハネの祭日の朝に
ミゲル・デ・フエンリャーナ:ファンタジア、ムーア王は散策していた
ディエゴ・ピサドール:騎士に告げよ
ヌリア・リアル(ソプラノ)、
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ&ルネサンス・ギター)
ギターの聖地スペインの400有余年という長き歴史を時系列で解き明かしてい
くという壮大な企画の"第3集"となったのが、「ルネサンス期スペインの歌
曲と器楽曲」。この「第3集」には黄金時代と呼ばれる16世紀スペインで流行
を見せた「ビウエラ」と「声楽� ��を結びつけたスタイルの作品が収録されて
おり、時代の変化によるスペイン・ギター音楽の変遷を確実に伝えてくれて
いる。
モラレスやムダラ、フエンリャーナなどの歌曲を歌っているのは、バルセロナ
出身で今を輝く古楽系ソプラノ奏者として脚光を浴びるヌリア・リアル。名手
モレーノが弾くビウエラ、ルネサンス・ギターの個性的な音色が独特の魅力的
な響きを生み出している。このリアルとモレーノという魅力的な組み合わせも
グロッサならでは。
録音:2000年5月、サン・ミゲル教会(スペイン、クエンカ)、
2000年9月、エル・エスコリアル修道院(スペイン、サン・ロレンツォ)
GCD C80206 ¥1780
ガスパール・サンスの音楽指南-スペインのギター音楽第5集 ――
ガスパール・サンス(c.1640-c.1710):
カナリー/マリオナス/サラバンド/フランス王のマスケット銃兵のクラリ
オン/2つのラッパを持ったナポリの騎兵隊/ナポリのエスファチャタ/ラッ
パとトランペット/ポルトガルの雌猫/カンシオン/フランスの貝/馬上試
合/バターリア(戦争の音楽)/別の音によるエスパニョレタ/ルヘーロ/パ
ラデータ/松明/マリサパロス/道化役者/多数のディフェレンシア(変奏)
を伴うニ調のパッサカリア/ビリャーノ/スペインオ歌によるパルティダを
伴う二調のパヴァーヌ/カナリー/スパニョレタ/カタルーニャの歩兵の女
房/ラ・ガルソナ/ハーカラ/スウェーデン女王の2つのトランペット/フォ
リア/ラントゥルルー/カナリー/シャコンヌ
オルフェニカ ・リラ〔ホセ・ミゲル・モレーノ(バロック・ギター&ディレク
ター)、エジリオ・クインテイロ(トレブル・ギター)、ファン・カルロス・デ
・ムルダー(テオルボ&バロック・ギター)、ペドロ・エステバン(パーカッ
ション)〕
モレーノ自身が『「革新的」、「優雅」、「深遠」という言葉がふさわしい。
その旋律とリズムは、スペインのバロック音楽の完璧な定義となるものだ。」
と語るガスパール・サンスの作品集が「スペインのギター音楽」の"第5集"。
17世紀のスペインを生きたということ以外は多くが謎に包まれたままのガスパ
ール・サンスだが、1674年にサラゴサで出版された著書「スペイン・ギターに
よる音楽指南」の大成功は、スペインのギター音楽をさらに発展させるという
大きな役割を� �たしたことでも有名である。
この「音楽指南」の中からモレーノが選りすぐった31曲で、オルフェニカ・リ
ラのギターとパーカッションが生命力に満ちあふれた音楽を披露。モレーノ率
いるオルフェニカ・リラによるサンスの音楽からはスペインの様々な風景が目
の前に広がるかのよう。
録音:2000年4月、サン・ミゲル教会(スペイン、クエンカ)
GCD C80402 ¥1780
ガンバの魂-トバイアス・ヒュームの音楽 ――
トバイアス・ヒューム(c.1569-c.1645):
ムシケー(音楽)/スピリット・オヴ・ガンボ(ガンバの魂)/ヒューム大尉/愛
エマ・カークビー(ソプラノ)、
ラビリント〔パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&ディレクター)、
グイド・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、フアン・マヌエル・クイ
ンターナ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アルバ・フレスノ(コンソート・バス)、
エドゥアルド・エゲス(テオルボ、リュート、バンドラ、ギター)〕
「バッハの無伴奏チェロ組曲」のヴィオラ・ダ・ガンバ版や、マラン・マレの
ヴィオール曲集、サント・コロンブのヴィオール作品集など、ヴィオラ・ダ・
ガンバの持つ可能性を最大限に引き出した演奏を発表してきた世界的名手パオ
ロ・パンドルフォ。
古楽系 ソプラノの第1人者であるエマ・カークビーをゲストに迎えてのヒュー
ムの作品集「ガンバの魂」も、前述の録音に勝るとも劣らぬ評価を得てきた
パンドルフォの名演である。軍人として生きながらも、ディレッタントの音
楽家としてヴィオール演奏、作曲の両面で底知れぬ才能を発揮したイギリスの
奇才ヒュームの音楽でパンドルフォが躍動する。イギリスが誇るソプラノ奏者
カークビーの歌声の素晴らしさにも改めて感嘆させられる。
録音:1995年12月、ソルヌタン教会(スイス)
GCD C81302 ¥1780
天空のハープ-ルイ16世所有の楽器の調べ ――
フィリップ=ジャック・メイエール(1737-1819):プレリュード
マリア・コズウェイ(1759-1835):アンダンティーノ、アレグレット
フィリップ=ジャック・メイエール:間奏曲-ファンタジア
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):ソナタ
フィリップ・ジャック・メイエール:間奏曲-アダージョ
ジャン・バプティスト・クランプフォルツ(1747-1790):トリオ・ソナタ
ヨハン・クリスティアン・バッハ:
インターリュード、ソルフェッジオ、間奏曲
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714-1788):ラルゴ
フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):
アレグロ・マエストーソ、ロンド・アレグロ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
間奏曲-ヨゼフ・ヘウスラーの主題による、フラングメ ント(原曲:変ホ長調-
2台のチェンバロのためのK.6)、アンダンテ-《ロンドンのスケッチブック
1764/65》より
マラ・ガラッシ(ハープ)、ガブリエラ・ボシオ(ハープ)
17世紀後半、フランス革命で断頭台の露と消えた悲劇の女王マリー・アントワ
ネットがヴェルサイユ宮殿で聴いた調べを再現する...というコンセプトによ
るグロッサらしい見事な企画。
もちろん当時のプログラムは残っていないため、アントワネット時代の作品か
ら最も華麗な曲が選ばれアルバムが構成されており、使用楽器には由緒正しい
ルイ16世所有楽器のレプリカが用いられている。
2人の女流ハーピストが奏でる華麗で流麗な音楽はヒーリングとしてもピッタ
リ。ちなみにイタリアのピリオド・ハープの第一人者として不動の地位を築い
た古楽ファンお馴染みのマラ・ガラッシは、長澤真澄、西山まりえ両氏の師で
もある。
録音:2002年4月、ピエトロ・デ・ジョルジ(イタリア)
GCD C81403 ¥1780
カンティクム・カンティコールム-《ソロモンの雅歌》によるスペイン・ル
ネサンスのモテットとミサ ――
セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551-1622):おいで、愛する人よ
アントワーヌ・ド・フェヴァン(c.1470-1511/2):
あなたはわたしの心を奪った
クリストバル・デ・モラレス(c.1500-1553):
キリエ-「ミサ・ヴルネラスティ・コル・メーウム」より
ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1550):トータ・プルクラ・エス
クリストバル・デ・モラレス:
グローリア-「ミサ・ヴルネラスティ・コル・メーウム」より
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):わたしは色黒いが美しい
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):クァジ・セドルス
クリストバル・デ・モラレス:クレド-「ミサ・ヴルネラスティ・コル・メー
ウム」より
ニコラ・ゴンベール:あなたはなんと美しい
クリストバル・デ・モラレス:
サンクトゥス-「 ミサ・ヴルネラスティ・コル・メーウム」より
ロドリーゴ・セバーリョス(c.1530-1591):
ホルトゥス・コンクルースス
クリストバル・デ・モラレス:
アニュス・デイ-「ミサ・ヴルネラスティ・コル・メーウム」より
フランシスコ・ゲレーロ:わたしは野の花
マイケル・ヌーン(指揮)、
リチャード・チーザム(ディレクター)、オーケストラ・オヴ・ザ・ルネサンス
旧約聖書の中では意外と思えるほど官能的な内容を想像させる恋愛詩であり、
ルネサンス時代の多くの作曲家たちが自らの作品に取り入れた「ソロモンの雅
歌」をテーマとした16世紀スペインの宗教作品集。モラレスの「ミサ・ヴルネ
ラスティ・コル・メーウム」を各所に散りばめ、ゴンベールやビクトリア、ゲ
レーロの作品を組み合わせ� �ことによって「カンティクム・カンティコール
ム」という1つの作品を形成している。
指揮のマイケル・ヌーンは、ゲレーロの「レクイエム」(GCD 921402)やツァル
リーノの「ソロモンの雅歌」(GCD 921406)など、音楽史の観点からも意義深い
作品を数多く発表しており、グロッサにおけるスペイン・ルネサンス音楽の発
掘になくてなならない存在として輝きを放っている。
録音:1999年7月&8月、セント・ジョージズ・チェスタートン教会(イギリス)
<Chandos>
CHAN 10475 ¥2180
ラフマニノフ:
交響曲第1番ニ短調Op.13/交響詩《死の鳥》Op.29/
ユース・シンフォニー(パヴェル・ラム校訂)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
去る3月に行われた来日公演で聴かせてくれた濃密な表現力、燃え上がるエネ
ルギーが記憶に新しいジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック。
シャンドスを支える同コンビにとって最初のラフマニノフの録音となった歌
劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」(CHAN 10442)に続く第2弾は、セルゲイ・
ラフマニノフ財団のサポートを受けての「交響曲第1番」!
後に書かれた交響曲第2番と第3番に比べても圧倒的に不当な扱いを受け、初
演の失敗によりラフマニノフに精神的なダメージを与えるまでに至った交響
曲第1番。恩師ゲルギエフの下でマリインスキー歌劇場の首席客演指揮者とし
て数多くのロシア音楽に接してきたノセダは、この交響曲第1番を徹底的に見
直し研究を重ねたという。
泉のように湧き出る美しい旋律、洗練されたハーモニー、統一感を見せる楽
曲構造、そして「鐘の音」を連想させる表現・・・ラフマニノフの全てを凝
縮したかのような「交響曲第1番」と、ノセダ&BBCフィルのスタイルが見事
なまでにシンクロする。
ちなみにノセダ&BBCフィル� �来る8月の「プロムス2008」でラフマニノフの
交響曲第1番の演奏が予定されている。またノセダは10月のNHK音楽祭でNHK交
響楽団を指揮するために再来日が予定されるなど、その動向から目が離せな
い!2008年1月30日&31日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7での
録音。
CHSA 5064(SACD-Hybrid) ¥2850
ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996):協奏曲集 ――
チェロと管弦楽のための《幻想曲》Op.52/フルート協奏曲第2番Op.148
(世界初録音)/フルート協奏曲Op.75(第1番)/クラリネット協奏曲Op.104
(世界初録音)
クレース・グンナルソン(チェロ)、アンデシュ・ユーンヘル(フルート)、
ウルバン・クレソン(クラリネット)、
トルド・スヴェドルンド(指揮)、イェテボリ交響楽団
ガブリエル・フムーラとポーランド国立放送響による3枚の交響曲集(CHAN
10128/CHAN 10237/CHAN 10334)によって、作曲者、作品両方の再評価に貢
献を果たしてきたシャンドスのワインベルク・シリーズに新たに加わるのは
「4つの協奏曲」。
ポーランドのワルシャワでユダヤ人の家庭に生まれたワインベルク。ワル
シャワ音楽院で音楽を学ぶものの、1939年にナチスのポーランド侵攻から逃
れるために旧ソ連に亡命。そこで出会ったショスタコーヴィチと親交を深め
るものの、スターリンが死去するまでは反ユダヤ政策によって激動の生涯を
送ったことでも知られている。
おそらく初の録音になるであろう「フルート協奏曲第2番」と「クラリネッ
ト協奏曲」を含むワインベルクの4つの協奏曲は、全て旧ソ連亡命後の中期
から後期にかけて作曲が行われたもの。
動乱の時代、そして訪れた自由の中で� �インベルクが生み出した協奏曲。ス
ウェーデンの名門オーケストラ、イェテボリ響をバックに、いずれもイェテ
ボリ響の首席奏者として活躍する3人のソリストたちの演奏にじっくりと耳
を傾けてみたい。
CHAN 10462 ¥2180
フーガ ――
J・S・バッハ:
フーガ ハ長調BWV.846(シュート編)、
大フーガ ト長調BWV.541(メイナード編)、
フーガ ホ短調BWV.855(ミラー編)、
フーガ ニ長調BWV.850(キートリー編)、
フーガ ロ短調BWV.869(キートリー編)、
フーガ嬰ト短調BWV.863(ジャクソン編)、
フーガ変ロ短調BWV.891(シュート編)、
フーガ変イ長調BWV.862(シュート編)、
大フーガ ト短調BWV.542(ライト編)、
フーガ ニ短調BWV.903(ミラー編)/
ショスタコーヴィチ:フーガ ハ長調Op.87-1(ミラー編)、
フーガ ト長調Op.87-3(サットン編)、
フーガ ホ短調Op.87-4(キートリー編)、
フーガ ニ長調Op.87-5(ミラー編)、
フーガ ロ短調Op.87-6(ミラー編)、
フーガ嬰ト短調Op.87-12(ジャクソン編)、
フーガ変ニ長調Op.87-15(トムソン編)、
フーガ変イ長調Op.87-17(トムソン編)、
フーガ ト短調Op.87-22(サットン編)、
フーガ ニ短調Op.87-24(トムソン編)
オニックス・ブラス〔ナイアル・キートリー(トランペット)、
ブライアン・トムソン(トランペット)、
エイモス・ミラー(トロンボーン)、アンドルー・サットン(ホルン)、
デイヴィッド・ゴードン・シュート(チューバ)〕
その演奏を聴いた今は亡きイギリスの伝説のトランペット奏者フィリップ・
ジョーンズから「ブラヴォー、オニックス!」と称賛の声を贈られたイギリ
スの金管五重奏団「オニックス・ブラス」がシャンドス・デビュー!
オニックス・ブラスのシャンドス第1弾となる「フーガ」は、メンバー全員で
アレンジを施したバッハとショスタコーヴィチの「フーガ」を交互に演奏す
ることにより、200年という歴史に隔てられた2人の作曲家の「フーガ」の密
接な関係� �明らかにしていくという大きなテーマを持っている。
1993年に結成されたオニックス・アンサンブルは、ロイヤル・フィル、イン
グリッシュ・ナショナル・オペラ、イギリス室内管、ロイヤル・バレエ・シ
ンフォニアなど第1線の舞台で活躍する一流の奏者たちで構成されるイギリス
の金管五重奏団。
シャンドスからリリースされている管楽器アンサンブルや吹奏楽の録音の高
いクォリティは折り紙付きなだけに「オニックス・ブラス」のパフォーマン
スにも大いに期待したい!
CHAN 10473 2枚組 ¥4360
ブリテン:歌劇《オーエン・ウィングレイヴ》Op.86
ピーター・コールマン=ライト(バリトン)、ロビン・レガット(テノール)、
エリザベス・コーネル(ソプラノ)、ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
サラ・フォックス(ソプラノ)、アラン・オピー(バリトン)、
パメラ・ヘレン・スティーヴン(メゾ・ソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア、ティフィン少年合唱団
もはや達人と呼ぶに相応しい他の追随を許さぬイギリス音楽のスペシャリス
ト、リチャード・ヒコックスが上演の機会に恵まれてこなかったブリテンの
オペラ「オーエン・ウィングレイヴ」をレコーディング。
ヒコックスがロンドンのカドガン・ホールで上演を行い大成功を収め、続い
て録音に着手したブリテンの「オーエン・ウィングレイヴ」は僅かに数える
ほどの録音しか存在しておらず、このヒコックス盤が貴重な新録音となるこ
とは間違いないだろう!
1966年にBBCからの依頼を受けたブリテンが作曲した「オーエン・ウィングレ
イヴ」は、19世紀イギリスの作家ヘンリー・ジェイムズの怪奇小説� ��題材と
なっており、歌劇場での演奏というよりもテレビ放送を通じての上演を目的
として書かれたという経緯も興味深い。
CHAN 10476 ¥2180
モルドコヴィチ・プレイズ・バツェヴィチ&エネスコ ――
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):
ヴァイオリン・ソナタ第3番、ソナタ・ダ・カメラ、パルティータ
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)、
イアン・ファウンテン(ピアノ)
シャンドス初期の時代から現在まで長きに渡ってレコーディングを行ってき
たロシア生まれの女流ヴァイオリン奏者リディア・モルドコヴィチ。モルド
コヴィチが教授&名誉会員として所属するロンドンの王立音楽院から貸与さ
れたストラディヴァリウスを弾いての久々のレコーディングは、エネスコ&
バツェヴィチのソナタ集。
20世紀有数の女流ヴァイオリン奏者であり、作曲家としても当時のポーラン
ドを代表する存在だったバツェヴィチ。ここでは大きな自動車事故に遭い長
い入院生活を克服した後に書かれた「パルティータ」など、再評価が進むバ
ツェヴィチの知られざる作品に触れることが出来る。またブラームス、フラ
ンクやフォーレからの影響が見られるエネスコのソナタ第2番は、ルーマニ
アの民族音楽を採り入れる前のエネスコの作風を知れる作品である。熟成さ
れたベテラン奏者の衰えぬ情熱と東欧の音楽のコンビネーションが楽しみ。
CHAN 10477 ¥2180
ファゴットのための協奏曲集 ――
フンメル:グランド・コンチェルト ヘ長調
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド
ヤコービ:前奏曲とポロネーズ
エルガー:ロマンス
ベルワルド:コンツェルトシュトゥック
ガーシュウィン:サマータイム
カレン・ジョーヒガン(ファゴット)、
ベンジャミン・ウォルフィッシュ(指揮)、オペラ・ノース管弦楽団
ロンドンの王立音楽院に在学中のカレン・ジョーヒガンは現在19歳。BBCのク
ラシカル・スター(
に選出された際にはチェリストのマシュー・バーリーからは大絶賛を受け、
シャンドスのディレクターでありオーナーのラルフ・カズンズを動かし録音
契約を結ぶに至ったというファゴット界に登場した驚異のシンデレラ・ガー
ルなのである!
BBCスコティッシュ響のソリストに招かれるなど急速に注目を集めるファ� �ッ
ト界の超新星のデビュー・アルバムには、フンメルやウェーバーなど実力が
試される定番中の定番を収録。既に2枚目の録音も計画されるなどシャンドス
が懸ける期待の高さが窺える。
<Caprice>
CAP 21803 ¥2300
フレデリク・シクステン(1962-):スウェーデンのマルコ受難曲(世界初録音)
ジャネッテ・コーン(ソプラノ/福音史家)、
イェスパー・タウベ(バリトン/イエス)、
グンナー・アンデション(テノール)、バルカラス・クラフォード(バス)、
クリストファー・ホルゲルソン(テノール)、ミア・ルンデル(アルト)、
ラグナル・ブーリーン(指揮)、
カンマーアンサンブル、マリア・マグダレーナ・モテット合唱団、
アドルフ・フレドリクス音楽院児童合唱団
世界初録音となる「スウェーデンのマルコ受難曲」とは現代スウェーデンの
代表的作曲家の1人であるサンドストレムの門下生であり、作曲家、教会オル
ガニスト、合唱指揮者として次世代を牽引する音楽家フレデリク・シクステ
ンの意欲作。現在のス� ��ェーデンで教会音楽、合唱作品の作曲家として多方
面から脚光を浴びているシクステンの「マルコ受難曲」の大きな特徴は、大
バッハの受難曲では主にテノールが担当している福音史家(エヴァンゲリスト)
をソプラノに設定しているという部分だろう。
ソリスト、合唱団、小編成の室内アンサンブルという編成と伝統的な作曲手
法を受け継ぎながらも、劇的な表現や独自色を打ち出したスウェーデン生ま
れの新たな「マルコ受難曲」は、これが世界初録音!
<Alice>
ALCD 027 ¥2300
ミューズの秘密-
ニコラス・ヴァレットとヤコブ・ファン・エイクの音楽、
マリー・ルンドクィストの詩による
ピーター・セーデルベリ(リュート)、
レーナ・スザンネ・ノーリン(アルト)、
マリア・リンダール(バロック・ヴァイオリン)
共に17世紀オランダを活躍の場としたニコラス・ヴァレットと、ヤコブ・
ファン・エイク。この2人の作曲家が生んだ17世紀の音楽に、スウェーデン
の詩人マリー・ルンドクィストが書いた詩を融合させた「ミューズの秘密」
をテーマとする奥深いコンセプト・アルバム。ヴァレットの「ミューズの秘
密」からの音楽や詩篇、ファン・エイクの「笛の楽園」からの音楽をリュー
ト、声楽、ヴァイオリンの様々な組み合わせが新たな作品へと仕立てている。
< Phono Suecia>
PSCD 171 ¥2300
ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス(1969-):作品集 ――
交響詩《風の翼》/交響曲第1番 《天国の勝利》/サクソフォン四重奏のた
めの《恋する雄鶏たち》/チェロ、ピアノとテープのための《僧院の庭》/
ピアノのための《沈黙の島》
マッツ・ロンディン(指揮)、
ノールショーピング交響楽団、
ラッシャー・サクソフォン四重奏団、
ピア・セーゲルスタム(チェロ)、クリストフ・シロドー(ピアノ)、
エヴァ・シデーン(ピアノ)
スウェーデン在住のロシアの女流作曲家ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス
のポートレート・アルバム。中でも「風の翼」は、ハーディング&ロンドン
響によっても録音が行われたボリソワ=オッラスの代表作である。
PSCD 155 ¥2300
ポイント・ブランク ――
ドロー・フェイラー(1951-):ポイント・ブランク
シャム・マイム/死せるヨーロッパ人のための音楽/キ(Ki)
ドロー・フェイラー(コントラバス&ソプラニーノ・サクソフォン)、アンサ
ンブル・ギャギーゴー、ストックホルム・サクソフォン四重奏団
テル・アヴィヴ出身のミュージシャン&アーティスト、ドロー・フェイラー
のサクソフォンをメインとしたコンテンポラリー・アルバム。「ポイント・
ブランク」では、フェイラー自らがコントラバスとソプラニーノという2種類
のサクソフォンを吹き分けている。
<Musica Rediviva>
MRCD 102 ¥2300
透明の響き ――
カタリーナ・パルメール(1963-):透明のひびき
ミクロス・マロス(1943-):ゴルグ
スタファン・ストルム(1964-):荒れ果てた庭からの三つの歌
マルタン:ソナタ・ダ・キエザ
ウレ・リュッツォ・ホルム(1954-):韻と対
ベリー・ガイ(1942-):ウィッスル・アンド・フルート
ヴィクトリア・ボリソヴァ・オラス(1969-):双子に捧げるセレナーデ
ヘンリック・ストリンドベリ(1954-):モデル2
レミジュス・シレイカ(1950-):トリオ
トリオ・トリブカイト・ペッターソン・ベリィ〔ベンクト・トリブカイト
(オルガン、ピアノ、チェンバロ)、ミカエル・ペッターソン(フルート)、
ダニエル・ベリィ(マリンバ、打楽器)〕
「トリオ・トリブカイト・ペッターソン・ベリィ」は、鍵盤楽器、フルート、
打楽器という組み 合わせで1996年に結成されこれまでに70曲以上の楽曲を提
供されるなど、スウェーデンのコンテンポラリー・ミュージックを代表する
アンサンブルである。また近現代作品の演奏、紹介だけでなく子供たちのた
めの教育プログラムに対しても積極的な取り組みを行うなど、その姿勢も高
い評価を受けている。
倫理的なケアとは何を意味するのか
<Daphne>
DAPHNE 1027 ¥2300
球-ヴァイオリンとギターのためのデュオ ――
アルベルト・スネルサー(1972-):球
ヘアマン・D・コペル(1908-1998):ヴァイオリンとギターのための二重奏曲
エルランド・フォン・コック(1910-):歌と踊り
ヨーアン・イェアシル(1913-2004):10の即興曲
エーバハード・アイサー(1932-):相互関係
スタファン・モッセンマーク(1961-):トスカナからバレンツ海へ
デュオ・スパルフ=ヘーレンスタム〔ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオ
リン)、ダーヴィド・ヘーレンスタム(ギター)〕、イェスペル・ヌーダ(エレ
クトロニクス)
スウェーデンを代表するヴァイオリニストとして知られるスパルフ、ジャンル
の枠に囚われないスタイルが人気を集めるギタリストであるヘーレンスタムの
スウェーデン・コンビによる擦弦楽器のヴァイオリンと撥弦楽器のギターのデュオ・アルバム。ヴァイオリンとギターが生み出すハーモニー、音と音の
対話が2人の実力の高さを物語る。
<Orphei Drangar>
ODCD-CAP 06 ¥2300
カプリース-1991-1995 ――
オルフ:カルミナ・ブラーナより
ワーグナー:タンホイザーより
スンド:軍隊行進曲
ブルーベック:青いロンド
シューベルト:夜の明かり
マスネ:ガヴォット
バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリーより
メーラー:サイヴァ、タンゴ
フェルステル:ポルニ・セストウ
ロベルト・スンド(指揮)、オルフェイ・ドレンガル、他
アルヴェーンやエリク・エリクソンが育て上げたスウェーデンの名門男声合
唱団「オルフェイ・ドレンガル」のライヴ録音集。ここには1991年から1995
年にかけての演奏が収録されており、「カルミナ・ブラーナ」やソリストを
迎えての「ウェスト・サイド・ストーリー」などそのレパートリーは多岐に
渡る。
<Skivbolaget>
IBSN 2007 ¥2300
ナディール ――
クリストス・ハツィス:ナディール
ヤコブ・ファン・エイク:鐘は鳴り響き、Blydschap van myn vliedt
廣瀬量平:瞑想曲
吉嶺史晴:無題
佐藤聰明:風の曲
ヌッチオ・ダンジェロ:アルバ
イスマーニ:Forkroppsligad
作曲者不詳:イン・プロ
カタリナ・ウィデル(リコーダー)、クリストファー・オーマン(ヴィオラ)、
アンデルス・エムテル(ギター)、ゴラン・マンソン(打楽器)
既にヘルシンボリ響やドロットニングホルム・バロック・アンサンブルなど
と共演を果たしているカタリナ・ウィデルは、2008年4月にスウェーデンの
「ソロ・プライズ・アウォード」でファイナル進出を果たすなどメキメキと
頭角を現してきた若きリコーダー奏者。日本人作曲家の作品、ファン・エイ
クの作品などプログラムもしっかりと練られている。
ALCD 026 ¥2300
ロウ・ダイナミック・オーケストラ ――
即興I/マッツ・ペアション:ゲーム/ケージ:ファイブ/即興II/
ステファノ・スコダニッビオ:ベース・ソロ/即興III/
マッツ・ペアション:ソングス/即興IV&V/コーネリアス・カーデュー:
トレティス/マッツ・ペアション:ベース・ソロ+リフレイン/即興VI/
マッツ・ペアション:コラール
ステファノ・スコダニッビオ(コントラバス)、
キール・ノルデソン(打楽器)、ステン・サンデル(ピアノ、ハーモニウム)、
アミット・セン(チェロ)、
ピーター・セーデルベリ(リュート、テオルボ、ギター)
イタリアのコントラバス奏者にして作曲家のステファノ・スコダニッビオを
フューチャー。ケージ、カーデュー、ペアション、スコダニッビオの自作、
そして6つの即興の中から混沌の世界が広が っていく・・・。
<Linn>
CKD 314(SACD-Hybrid) ¥2580
メシアン:室内楽作品集 ――
世の終わりのための四重奏曲/主題と変奏/ピアノと弦楽四重奏のための小品
/幻想曲/黒つぐみ
ヘブリディーズ・アンサンブル
〔ウィリアム・コンウェイ(芸術監督&チェロ)、アレクサンダー・ヤニチェク
(ヴァイオリン)、サラ・ビヴァン・ベイカー(ヴァイオリン)、キャサリン・マ
ーウッド(ヴィオラ)、ローズマリー・エリオット(フルート)、マキシミリアー
ノ・マルティン(クラリネット)、フィリップ・ムーア(ピアノ)〕
ヨーロッパで目覚しい活躍を展開している若手アーティストたちの精鋭集団、
ヘブリディーズ・アンサンブル。
1991年にエジンバラで結成されたこのアンサンブルは、芸術監督の任にありヨ
ーロッパ室内管の首席チェロ奏者でもあるコンウェイ、マッケラスとのモーツ
ァルト� ��記憶に新しいスコットランド室内管のディレクターを務めるヤニチェ
ク、同じくスコットランド室内管の木管セクションを支えるクラリネット奏者
マルティンなど凄腕のアーティストたちが集っており、これまでに40人を超え
る作曲家の新作初演を手懸けるなど近現代作品の演奏、解釈には特に定評があ
る。傑作「世の終わりのための四重奏曲」を中心としたメシアンの室内楽作品
でも、ヘブリディーズ・アンサンブルの個々の実力の高さとアンサンブル能力
が際立っており、聴けば聴くほどメシアンの世界に引き込まれていく・・・。
非常に密度の濃い内容と超優秀録音を備えたメシアンの作品集である。
<Urtext>
JBCC 146 ¥2180
ジャンクション ――
ジョン・アダムズ(1947-):ハレルヤ・ジャンクション
ピアソラ:エル・グラン・タンゴ
フレデリック・ジェフスキ(1938-):
ウィンスボロ・コットン・マイル・ブルース
カルロス・サンチェス・グティエレス(1964-):カラカスとパロマス
ウィリアム・ボルコム(1938-):思い出
レオナルド・ベラスケス(1935-2004):アレブリヘス
ピアノ・アンサンブル《スプリット・セカンド》
スプリット・セカンドは、2人のピアニスト、ロベルト・ヒダルゴとマルク・ペ
ロキンが1台4手連弾、2台ピアノ連弾を使い分け聴衆を熱狂の渦に巻き込むピア
ノ・アンサンブル。
ニューヨークのマーキン・コンサート・ホールでの公演後には、ニューヨーク
・タイムズでそのパフォーマンスが絶賛されるなど、特にアメリカやヨー� ��ッ
パ、メキシコを含む中南米での知名度が鰻上りのデュオである。
この「ジャンクション」では、アダムズ、ジェフスキ、ボルコム、ピアソラな
ど20世紀の北米、中南米の錚々たる作曲家たちの作品を取り上げており、エキ
サイティングなコンビネーションはインパクト特大!
JBCC 153 ¥2180
チェロのためのメキシコとブラジルの作品集 ――
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
ハダメス・ニャターリ(1906-1988):チェロとギターとソナタ
マヌエル・ポンセ(1882-1948):チェロ・ソナタ
アレハンドロ・ヴェラスコ(1956-):
フルートとチェロのための《ルディカタII》
エドゥアルド・ガンボア(1960-):チェロとギターのための《ムイ・セルカ》
ヴィラ=ロボス:フルートとチェロのための《ジェット・ホイッスル》
グスタヴォ・マルティン(チェロ)、アレシア・ロサーノ(フルート)、
フアン・カルロス・ラグナ(ギター)、フアン・アントニオ・サントヨ(ピアノ)
20世紀のブラジル楽壇の大御所ヴィラ=ロボスとニャターリ、同じく20世紀の
メキシコ楽壇の大作曲家ポンセ、そして現代のメキシコを牽引するヴェラスコ、
ガンボアらが生み出したチェロを主役とす� �中南米の室内楽作品を1枚に収め
たメキシコのレーベルならではのラテン・アルバム。
確かな技術と音楽性を備えたメキシコのトップ・チェリスト、グスタヴォ・マ
ルティンとその仲間たちが、ラテンの血が脈々と通う6つの作品を熱演!フル
ートとチェロが大活躍するヴィラ=ロボスの難曲「ジェット・ホイッスル」、
ポンセの「チェロ・ソナタ」などなど・・・どれも熱い!
JBCC 151 ¥2180
フィエスタ・シンフォニカ・メキシカーナVol.1 ――
タバスコ/グアダラハラ/マヤブの旅人/コリド・デ・モンテレー/カミーノ
・レアル・デ・コリマ/エル・カレテロ/ペレグリナ/エル・シナロエンセ/
ヴェレダ・トロピカル/ヌンカ/ハラベ・タパティオ/ゴロンドリナス/ラ・
ラスパ
ホアキン・ボルゲス(指揮)、
オルケスタ・フィラルモニカ・ユーロアメリカーナ
1曲目に収録されている「タバスコ」の冒頭からトランペットの乾いたサウン
ドが猛烈な唸りを上げる「フィエスタ・シンフォニカ・メキシカーナ」は、メ
キシコで親しまれている歌や民謡のオーケストラ・アレンジ集。
このプロジェクトのためにメキシコ国内のアーティストたちによって編成され
た「オルケスタ・フィラルモニカ・ユーロアメリカーナ」の超ハイテンション
� ��熱きサウンドに圧倒されること間違いなし。
JBCC 152 ¥2180
フィエスタ・シンフォニカ・メキシカーナVol.2 ――
ラス・マナニタス/ラス・チアパネカス/ラ・クカラチャ/グアダラハラ(ヴァ
ージョンII)/バイア・デ・アカプルコ/フィエスタ・デ・クエルナバカ/シエ
リト・リンドI&II/エル・ラスカペタテ/ソラメンテ・ウナ・ベス/プエルト
・バラルタ/ヘスシータ・エン・チワワ/ラ・バンバ/ククル・ク・パロマ/
ラ・パス/ラ・ネグラ
ホアキン・ボルゲス(指揮)、
オルケスタ・フィラルモニカ・ユーロアメリカーナ
続いて第2集。指揮者のホアキン・ボルゲスによるスペクタクルなアレンジで生
まれ変わったメキシコのメロディーはまさに「フィエスタ」!
凄まじいまでの熱気に包まれたオーケストラからは、本当に音楽を楽しんでい
るという感情が伝ってくる。ビバ・メヒコ!
<Centaur>
CRC 2098/2099 2枚組 ¥4160
ショパン:マズルカ全集
(全曲/Op.6、7、17、24、30、33、41、50、56、59、63、67、68)/ノートル
・タン/エミール・ガイヤール/ロンド・アラ・マズルカ
アントニオ・バルボーザ(ピアノ)
1943年12月5日、ブラジルのジョアンペソアで生を受けたアントニオ・バルボー
ザ。その卓越した才能を早くから開花させ20世紀後半のブラジルを代表する存
在として輝きを放ったバルボーザだったが、世界に羽ばたく寸前のところで心
臓発作を発症。1993年9月2日にブラジルのサンパウロでその生涯を閉じてしま
う。生前のバルボーザは屈指のショパン弾きとしてその名を轟かせたピアニス
トであり、この1998年に録音された51曲のマズルカはバルボーザの伝説的なレ
コーディングの1つとして知られてきた演奏なのであ� ��。
躍動するリズム、豊かな歌心、変幻自在のテンポ・・・、歴史に埋もれてしま
った幻のピアニストの素晴らしき才能、そして"バルボーザ"という音楽家の
存在を証明する貴重な記録がここに復活する。
ハンブルク・スタインウェイのピアノによる1988年1月&2月、ニューヨークの
ハーシュ・ホールでの録音。※1991年にリリースされた録音の再発売盤。
CRC 2894 ¥2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ変ロ短調Op.36(原典版)
カイホスルー・ソラブジ(1892-1988):ピアノ・ソナタ第0番(世界初録音)
ソヘイル・ナセリ(ピアノ)
イラン人の両親を持つサンタモニカ生まれのピアニスト、ソヘイル・ナセリの
リサイタル・プログラム。
ナセリが活動の両拠点としているニューヨークとベルリンの「ニューヨーク・
タイムズ」、「ベルリナー・ツァイトゥング」の両紙でその活躍が絶賛される
など、評価急上昇中。
このプログラムの目玉はなんといっても世界初録音となるソラブジの「ソナタ
第0番」!長大な奇作を次々生み出し、自身の作品を他人が演奏することを禁じ
るなど独自の道を貫いたソラブジ。
キャリアの最初 期となる1917年に作曲された「ソナタ第0番」は、ソラブジ・
アーカイヴの主宰を務めるアリスター・ヒントンによって1980年代に再発見さ
れ「第0番」と名付けられた約24分の作品である。
ナセリのピアノが、同じくイランをルーツとするソラブジの若かりし頃の秀作
を紐解いていく。2006年9月-10月の録音。
CRC 2866 ¥2080
ダウランド:リュート歌曲集 ――
ぼくの受けた苦しみを/悲しみよ、とどまれ/愛の神よ、かつて出会ったこと
があるか/もう泣くな、悲しみの泉よ/彼の金髪も/今こそ別れねばならぬ/
私の嘆きに心が動くなら/さあもういちど、愛が呼んでいる/わが思いには希
望の翼/ああやさしい森よ/流れよ、わが涙/ダフネはあまり貞節ではなかっ
た/時間は静止して/見よ、この不思議を/ぼくの悲しみに耳を貸してくれ/
その昔、愚かな蜜蜂も
クリスティン・ハースト(ソプラノ)、ベン・コーエン(リュート)
16世紀から現在まで途切れることなく歌い継がれてきたダウランドの傑作、
リュート歌曲集。
アメリカで一流のダウランド歌いとして評されるソプラノ歌手クリスティン・
ハーストの飾りの無いストレートな歌声が胸を打つ。 ベン・コーエンの奏でる
リュートのシンプルな旋律がハーストの歌声をさらに印象深く際立たせる。
CRC 2882 ¥2080
箏とヴァイオリン ――
沢井忠夫(1937-1997):ヴァイオリンと箏のための《鳴き砂よ…》
デイヴィッド・リップタック(1949-):氷華
宮城道雄(1895-1956):春の海
米倉香織(1973-):所沢バラード
藤田正典(1946-):ミクロモーションII
サティ:ジムノペディ第1番
デュオ《vio-LINK-oto》(水谷隆子(箏)、ピア・リップタック(ヴァイオリン))
デュオ「vio-LINK-oto」とは、沢井忠夫と沢井一恵の両氏から箏を学び、NHK
邦楽技能者育成会を卒業した愛知県生まれの箏奏者、水谷隆子と、オーデンセ
のフュン・シンフォニエッタ、オーデンセ響、トリオ・ラ・コルダの奏者を歴
任してきたデンマークの女流ヴァイオリン奏者ピア・リップタックがコンビを
組み、2003年から演奏活動をスタートさせた"箏"と"ヴァイオリン"という
異色のアンサンブルである。
宮城道雄や沢井忠夫といった20世紀日本を代表する 音楽家の作品や、新進気鋭
の日本人作曲家の作品を舞台として「和の箏」、「洋のヴァイオリン」の画期
的な出会いが実現。この斬新なデュオの演奏からは、「箏」という日本の伝統
楽器の持つ新たな可能性を実感することが出来るだろう。
CRC 2920 ¥2080
ディヴィジョン・ヴァイオル-クリストファー・シンプソンの音楽 ――
クリストファー・シンプソン(c.1605-1669):
ディヴィジョン ニ長調、プレリュード 変ロ長調、ディヴィジョン 変ロ長調、
同ニ短調、同イ短調、同ニ短調、プレリュード、ディヴィジョン ホ短調、
同ト長調、プレリュード ニ長調、ディヴィジョン ニ長調
スティーヴン・グドール:名無しの作品
リチャード・スマート(fl.1630):
前奏曲、ビルディングス、ダフネ、サルト・ピッツ、ラクリメ、前奏曲、
モンシエール・アルマン、Whoope, doe me no harme
ウィリアム・ヤング(d.1671):サラバンド、名無しの作品
ジョン・マーク・ローゼンダール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
デイヴィッド・シュレイダー(チェンバロ)
マシュー・ロックやジョン・ジェンキンズとも親交を結んでいた17世紀イギリ
スにおける重要な音楽理論家クリストファー・シンプソン。
ディヴィジョンとは一定の音形の通奏低音(グラウンド)の上で高度な技巧を要
する即興的な旋律を繰り広げるヴィオールの技法のことであり、シンプソンの
「ディヴィジョン・ヴァイオル」とは前述のロックやジェンキンズからも称賛
されたディヴィジョンのための音楽理論書、教則本である。
シカゴ・バロック・アンサンブルの創設者であり、現在も芸術監督を務めるガ
ンバ奏者ローゼンダールと、シ ョルティやバレンボイム、ブーレーズが指揮す
るシカゴ響にオルガン奏者、チェンバロ奏者として参加してきたシュレイダー
のコンビが17世紀イギリスの傑作を奏で上げている。
CRC 2906 ¥2080
愛の旋律 ――
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
アルベニス:タンゴ
オッフェンバック:カン・カン
ポンキエルリ:時の踊り
サティ:3つのジムノペディ
シューベルト:楽興の時
グノー:あやつり人形の葬送行進曲
ワイトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
マスネ:エレジーとメロディー
フォーレ:パヴァーヌ
ウェールズ民謡:夜もすがら
ジョヴァンニ・デ・キアーロ(ギター)
ジョヴァンニ・デ・キアロは、1976年にカーネギー・ホールでリサイタルを行
いニューヨーク・デビューを果たしたアメリカのギタリスト。
サザン・ミシシッピ大学ギター科の教授でもあるキアロは、巧みな編曲術を駆
使してジョプリン� �ど様々な作品をギターのためにアレンジするなど粋な選曲
が人気を呼んでいる。この「愛の旋律」もエキサイティングな「カン・カン」
やメロディックな「パガニーニ」など、バラエティ豊かなギター・アルバムに
仕上がっている。
CRC 2873 ¥2080
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調Op.8/同第2番ト短調Op.13/
同第3番ハ短調Op.45
デイヴィッド・ギルハム(ヴァイオリン)、飯沼千温(ピアノ)
ピーボディ音楽院、インディアナ大学でヴァイオリンを学んだアメリカのアー
ティスト、デイヴィッド・ギルハムと、同じくインディアナ大学のディプロマ
を修了した日本人ピアニスト、飯沼千温の夫妻によるデュオ・アルバム。
1998年に結成された「デュオ・ギルハム=飯沼」は、アメリカ、カナダ、中国、
欧州、そして日本を舞台に活躍中。2003年からはセントラル・アーカンソー大
学の"デュオ・イン・レジデンス"を務めている。
CRC 2884 ¥2080
ヒンデミット:チェロ・ソナタOp.25-3
カサド:無伴奏チェロ組曲
クラム:無伴奏チェロ・ソナタ
ハルゼー・スティーヴンス(1908-1989):無伴奏チェロ・ソナタ
カレン・ブランスカス(チェロ)
ロンドン・タイムズにその演奏が「美しく流れるようなサウンド」、「名手に
相応しい解釈」と称賛された女流チェリスト、カレン・ブランスカスの演奏に
よる20世紀無伴奏作品集。
シュタルケル、ピアティゴルスキー直伝のチェロが、高度なテクニックと音楽
性を要する4つの無伴奏作品で迫真の演奏を繰り広げている。
CRC 2847 ¥2080
レベッカ・クラーク(1886-1979):弦楽のための室内楽作品集 ――
子守歌/古いアイルランドの民謡による子守歌/モルフェウス/名前のない楽
章/中国のパズル/パッサカリアと古い中国の民謡/I'll Bid My Heart Be
Still/ドゥムカ/2つの小品/弦楽四重奏のための断章/弦楽四重奏曲のため
のアダージョ/コンビネット・キャロル
ケネス・マーティンソン(ヴィオラ)、クリストファー・テイラー(ピアノ)、
アンドレア・モリーナ(ピアノ)、ユルストロム弦楽四重奏団
1925年にアメリカで最初にバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の演奏を行った
ジェイムズ・フリスキンの妻で、作曲家、ヴィオラ奏者でもあったレベッカ・
クラークの作品にスポットをあてた作品集。
自身のヴィオラ奏者としての経験を活かしたレベッカ・クラークの作品は室内
楽、特にヴィオラを要する作品が特に優れた完成度を見せている。
CRC 2845 ¥2080
ウィリアム・ホーンの音楽 ――
ウィリアム・ホーン:ヴィオラ・ソナタ/エレンの歌/4月の詩篇/間奏曲
ホン=メイ・シャオ(ヴィオラ)、
エレン・フィリップス・フローンマイヤー(ソプラノ)、
フィリップ・フローンマイヤー(バリトン)、ローガン・スケルトン(ピアノ)
アメリカン・ブラームス・ソサイエティ・ニュースレターの執筆者、ルイジア
ナ州のキリスト・エピスコパル教会のオルガン奏者としての顔も持つアメリカ
のベテラン作曲家ウィリアム・ホーンの作品集。
1987年ジュネーヴ国際音楽コンクール・ヴィオラ部門の優勝者でもある中国の
女流ヴィオラ奏者ホン=メイ・シャオなどの一流アーティストが参加している
ところもポイント。
CRC 2892 ¥2080
イゴール・コルネイチュク(1956-):室内楽作品集 ――
ピアノのための三部作《不死鳥》/ヴァイオリンとピアノのための3つの小品
《歌と舞曲》/無伴奏ヴァイオリンのための《メイン州の即興》/チェロと
ピアノのための《5つのフレーム》/クラリネットとピアノのための《ニュー
・スクランブル》
オードリー・アンドリスト(ピアノ)、
ジェイムズ・スターン(ヴァイオリン)、レイチェル・ヤング(チェロ)、
ネイサン・ウィリアムズ(クラリネット)
イゴール・コルネイチュクはスペインのマドリッドで生まれ、幼少の頃に家族
でクリーヴランドに移住したロシアとドイツの血を引くアメリカの作曲家であ
る。1989年にはイェール大学でジャズについても学ぶなど、数ヶ国にルーツを
持つ自身と同じくその作品からもクラシックに限定されないモダンなスタ� ��ル
の作風が感じ取れる。ちなみにコルネイチュクの作品はシュワルツ&ロイヤル
・リヴァプール・フィルによって既にレコーディングが行われており、にわか
に注目を集めている。
CRC 2901 ¥2080
タンゴとセレナータ ――
ベンジャミン・ボーン:ホローポ・ジャム
マイケル・バード:メディテラニアン・ビューティ
ピアソラ:タンゴの歴史
マーク・カールソン:2つのバラード
エイドリアン・アルベルト:L.A. タンゴ・ヌォーヴォ
アポストロス・パラスケヴァス:サムシング・トゥ・シング・アバウト
ケネス・フローリッチ:クロックワーク・オートマータ
アラン・ダースト(ソプラノ・サクソフォン)、
コーリー・ホワイトヘッド(ギター)
起源は古くさかのぼる"ギター"と、19世紀中期に発明された"サクソフォン"
というコンビとしては異色のタッグによるデュオ・アルバム。
ダーストの艶やかなサクソフォンの音色とホワイトヘッドのどこか愁いを帯び
たギターの音色が、ピアソラの定番作品「タンゴの歴史」から近現代の作曲家
たちの作品で見事にブレンド。ソプラノ・サクソフォンとギターという独特の
デュオが聴けるのもこのセンター(Centaur)レーベルならでは。
CRC 2896/2897 2枚組 ¥4160
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87
コーリ・ボンド(ピアノ)
インディアナ大学ブルーミントン校でピアノ演奏法の博士号を取得し、現在は
ソリスト、アイダホ州立大学の准教授として活動を展開するアメリカの女流ピ
アニスト、コーリ・ボンドのショスタコーヴィチ。
2006年のショスタコーヴィチ生誕100年に合わせる形で録音が進められた「24の
前奏曲とフーガ」では、同主調、近親調への動き、前奏曲とフーガの対比が上
手く表現されている。
CRC 2907 ¥2080
新しいリリックなフルート ――
ゲイリー・ショッカー:ハナハズ・グレード
ジェイムズ・ピオルコウスキ:ダミティエの音楽
ローウェル・リーバーマン:三重奏曲第1番Op.83
グレン・B.コルテス:アイ・ドリームド・イン・ア・ドリーム
ウィリアム・オルティス:リカンストラクションズ
マーガレット・グリーブリング=ヘイグ:ダンス・ラヴィサン
スーザン・ロイヤル(フルート)、ナターシャ・ファーニィ(チェロ)、
ネイサン・ヘス(ピアノ)、ジェイムズ・ピオルコウスキ(ギター)、
ダンナ・サンデット(オーボエ)、ジョディ・グイン(ハープ)
ニューヨーク州立大学フレドニア校音楽学部のフルート科教授であり、現在は
ジョアン・ファレッタが音楽監督を務める名門バッファーロー・フィルから客
演奏者として定期的に招聘を受� �ている女流フルート奏者、スーザン・ロイヤ
ルのソロ・アルバム。
自身も現役のフルート奏者であるゲイリー・ショッカーの作品など、6人の現
代の音楽家たちが作曲した作品はどれも抒情的なスタイルを持っており、新た
なレパートリーの選曲の参考音源としても一役買いそう。
CRC 2914 ¥2080
ダブル・ダンス-クラシックとジャズのコネクションII ――
ビル・ドビンス:前奏曲第7番変ホ長調、同第3番へ長調
デイヴィッド・N.ベイカー:ジャズ・ダンス組曲
ジョセフ・マクホルム:3つのリフレクション
ジョン・ルイス:オッズ・アゲインスト・トゥモロー、パリの午後
ウィリス・デロニー(ピアノ)
「ニュー・ワールド・ア・カミング(CRC 2468)」に続くセンター(Centaur)のク
ラシックとジャズのクロスオーバー・アルバム第2弾。
イーストマン音楽院教授でジャズの人気実力派ピアニスト、ビル・ドビンスと
いった3人のアーティストのピアノ作品に、ジャズ&クラシックのピアニスト
、指揮者、室内楽奏者、作曲者、アレンジャーとしてマルチな才能を発揮する
ウィリス・デロニーが挑む!クロスオーバー・ファンには特にオススメ。
CRC 2902 ¥2080
ハレオ-2台ピアノのためのスペイン音楽 ――
アルベニス(マルティン編):アラゴン、キューバ
グラナドス(マルティン編):わら人形
ソレール:2台の鍵盤楽器のための協奏曲第1番
アルベニス(マルティン編):エル・アルバイシン、パヴァーナ・カプリーチョ
ファリャ(マルティン編):粉屋の踊り
グラナドス(マルティン編):演奏会用アレグロ
ソレール:2台の鍵盤楽器のための協奏曲第3番
ファリャ:(マルティン編):スペイン舞曲第2番
エレーナ・マルティン(ピアノ)、ホセ・メリトン(ピアノ)
スペイン生まれのピアノ・デュオが祖国の2台ピアノのためのオリジナル作品、
アレンジ作品を弾いたスペイン一色のピアノ・アルバム。
19-20世紀スペインの大作曲家アルベニス、グラナドス、ファリャのアレンジ
作品はもちろんだが、ソレールの「鍵� �楽器のための協奏曲」が最大の聴きど
ころ!
CRC 2893 ¥2080
ブライアン・バンクス:
ピアノ・ソナタ第1番/5つのペンタトニック前奏曲/ピアノ・ソナタ第2番/
同第3番/ポート・タウンゼント前奏曲
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
ブライアン・バンクスはシアトルで生まれ育ち、現在はメキシコのプエブラ・
ラス・アメリカス大学で教授として教鞭を執る現代アメリカの作曲家。
バンクスのピアノ作品からは、ジャズやブルース、アメリカのポピュラー音楽、
東洋の旋律などが次々と現れるなどクロスオーヴァー的な要素を持ったユニー
クな作品である。
CRC 2898 ¥2080
チャールズ・ローランド・ベリー(1957-):
マリナーズ・ファンファーレ-エドガー・マルティネスのために/チェロ協奏曲
/交響曲第3番《天上の》-ジェームズ・マーシャル・ベリーの追憶に/ベリー
・スラッシュ/チェロと管弦楽のための《キルート序曲》*
イジー・ハノウシェク(チェロ)、
テオドール・クチャル(指揮)、
ヤナーチェク・フィルハーモニック管弦楽団、
ガブリエル・フォール(チェロ)*、
ヨエル・エリク・スベン(指揮)*、
モラヴィア・フィルハーモニック管弦楽団*
日本ではサクソフォンの作曲家として知られるポール・クレストンの最後の弟
子、アメリカの中堅作曲家チャールズ・ローランド・ベリーの作品集。
「マリナーズ・ファンファーレ」は、2004年に引退したアメリカ 大リーグの名
選手エドガー・マルティネスのために書かれた輝かしいサウンドのファンファ
ーレ。「チェロ協奏曲」や「交響曲第3番」で巧みに配置された管楽器の活躍が
特徴的。
CRC 2889/90 2枚組 ¥4160
ロマンス-サクソフォンとオーケストラのための ――
ジョアンナ・ブルドヴィチ:ラルゴ
デイヴィッド・モーガン:3つの飾り模様
スバラム・ラーマン:アリア
ヴォイチェフ・キラール:ロマンス
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番より アリア
アラン・ホヴァネス:サクソフォン協奏曲
ジェイムズ・レーザーバロー:ドン・キホーテの恋
ボザ:アリア
グレグ・バナツァク(ソプラノ&アルト・サクソフォン)、
ピオトル・ボルコフスキ(指揮)
ベートーヴェン・アカデミー
サクソフォンの伝説的な奏者の1人に数えられているダニエル・デュファイエか
ら教えを受けたサクソフォニスト、グレグ・バナツァクがオーケストラをバッ
クに従えてのソロ・アルバム。
カイロ響、大邸市響などにソリストとして招かれるなどアジア圏での活躍が目
立つバナツァクがホヴァネスの大作や、ボザ、ヴィラ=ロボスのアリア、ポー
ランドの映画音楽作曲家キラールの作品などメロディックな作品をじっくりと
響かせる。
CRC 2911 ¥2080
マイケル・カールストロム:フルートのための室内楽作品集 ――
フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのための《イット・ハド・トゥ
・ビー》/フルート、バス、打楽器のための《夢と岸》/フルートとピアノの
ための《ブライト・ネーム、バーニング・ライト》/フルート、バス、打楽器
のための《ソウルとサウンド》
ハイディ・ピントナー(フルート)、ミシェル・フィアラ(オーボエ)、
ジョン・シポラ(クラリネット)、マイケル・カールストロム(バス)、
ドナルド・シュペーア(ピアノ)、マーク・ベリー(打楽器)
マイケル・カールストロムは、作曲家、演奏家、そしてエレクトリック・テー
プ、パペット、ビデオによる劇場作品「エレクトリック・オペラ」の作家でも
ある現代アメリカの芸術家。
フルート・ソサイエティ・オヴ・ケンタッキー、ボーリング ・グリーン室内管
弦楽団のフルート奏者を務めるハイディ・ピントナーをメインとしたこのアル
バムには、珍しく独特な編成の室内楽作品が収録されている。
CRC 2912 ¥2080
ディノス・コンスタンティニデス(1929-):合唱作品集 ――
マルカ・デ・ガルベス/アイ・ネバー・ソウ・ア・ムーア/ライツ・オヴ・ア
・フリーダム
サラ・リン・ベアード(指揮)、
LSUスコラ・カントルム、ルイジアナ・シンフォニエッタ
ルイジアナ州立大学作曲学科長、ルイジアナ・シンフォニエッタの音楽監督の
任にある現代ギリシャの巨匠コンスタンティニデスは、ブルックリン大学国際
室内楽コンクールを皮切りに数多くの作曲賞を獲得。
革新的で自由な手法を用いた合唱作品もサクソフォン協奏曲(CRC 2871)と同様
に大きなインパクトを与えてくれる。
CRC 2677 ¥2080
エリク・サントス:「Jar」への旅
電子楽器による演奏
第1楽章には「Himotoku Niwa」、第2楽章には「Iku Jikan Da!」、第5楽章に
は「Shinjuku Moon」など日本語のタイトルが付けられた摩訶不思議な電子音楽。
非同盟運動の理由は何ですか
<Avenira>
AV 276017 ¥2300
ジョゼフ・ブローニュ・サン=ジョルジュ(1745-1799):
協奏交響曲全集第1巻 ――
2つの協奏交響曲Op.6より 第1番ハ長調、第2番変ロ長調
2つの協奏交響曲Op.9より 第1番ハ長調、第2番イ長調(全曲世界初録音)
ミロスラフ・ヴィリメク(ヴァイオリン)、
イジー・ジラーク(ヴァイオリン)、ミハル・ポスピシル(ヴァイオリン)、
イジー・マラート(指揮)、フランチシェク・プレイスレルJr(指揮)、
ピルセン・フィルハーモニック管弦楽団
新録音を加えた新たなカップリングによる全5枚に及ぶサン=ジョルジュの
「ヴァイオリン協奏曲全集」と「6つの弦楽四重奏曲Op.14」のリリースを行
い復活を遂げたスイスのレーベル「アヴェニラ(Avenira)」。
今回は「ヴァイオリン協奏曲全集」のリリース時から切望されていた「協奏
交響曲」が新たな録音を加えて全集として待望の登場!
「モーツァルト・ノワール(黒いモーツァルト)」という異名を持ち、カリブ
海のフランス領グアド� �ープ島で生まれたサン=ジョルジュは、13歳でラ・
ボエシエールに武術を学び、宮殿で乗馬の訓練を受ける。後に剣士として名
誉あるシュヴァリエの称号を獲得するなど数々の武勇伝を遺している。
フランス革命の勃発後となる1792年には自らの手で1000人で構成される軽騎
兵隊を結成。しかし目立った戦果を挙げることができずに指揮権を剥奪され
たサン=ジョルジュは、18ヶ月間の監禁生活を送りその後は放浪することに
なるなどまさに波乱万丈。音楽家としてのサン=ジョルジュは作曲家、ヴァ
イオリン奏者そして指揮者としても非常に高名だったが、どのような音楽教
育を受けてきたのかは謎のまま。ルクレールやゴセック、はたまた農場の支
配人に音楽を学んだという説もある。
音楽教育の経歴� ��謎に包まれているサン=ジョルジュだが、その作品は確か
に同世代のモーツァルトの音楽と同じ香りを漂わせている。この「協奏交響
曲」も例外ではなく、サン=ジョルジュという卓越した才能を持った音楽家
の貴重な記録である。ソロは、ヴィリメクとジラークが「Op.6」、ジラーク
とポスピシルが「Op.9」を担当。
1996年8月&1997年4月(Op.9)&2007年(Op.6/新録音)、ピルセン放送スタジ
オでの録音。
AV 276018 ¥2300
ジョゼフ・ブローニュ・サン=ジョルジュ(1745-1799):
協奏交響曲全集第2巻 ――
2つの協奏交響曲Op.10より、第1番ヘ長調、第2番イ長調
2つの協奏交響曲Op.12&Op.13より 第1番変ホ長調(Op.12)、
第2番ト長調(Op.13)(全曲世界初録音)
イジー・ジラーク(ヴァイオリン)、ミハル・ポスピシル(ヴァイオリン)、
ヤン・モトリク(ヴィオラ)、フランチシェク・プレイスレルJr(指揮)、
ピルセン・フィルハーモニック管弦楽団
第2巻には、1779年に作曲された2本のヴァイオリンとヴィオラのための
「Op.10」、2本のヴァイオリンのための「Op.12&Op.13」の2作品を収録。
1996年8月&1997年4月、ピルセン放送スタジオでの録音。
<Nostalgia>
Nostalgia 0701 ¥2180
リュートの飾り棚-
フィリップ・フランツ・ルサージュ・デ・リシェー(17世紀頃):
曲集《リュートの飾り棚》 ――
組曲レ短調/サラバンド ラ長調/組曲ファ短調/シャコンヌ ファ短調/
組曲レ長調/同ド短調/パッサカリア ド短調(全曲世界初録音)
佐藤豊彦(リュート)
日本を、そして世界を代表するリュート奏者としてその名を知られる佐藤豊彦。
1968年のバーゼル・スコラ・カントルムに留学し、1971年には世界初となるバロ
ック・リュートによるLPのリリースを行いデビュー。
1973年にはハーグ王立音楽院(オランダ)の教授に招聘され2005年1月に退官する
まで後進の育成にも尽力するなど、リュート界の第1人者としての称号に相応し
い世界規模での活躍を続けている。
今回新たにリリースとなる2007年10月と11月に長崎の西海市大島文化ホールでレ
コーディングが行われた佐藤豊彦の最新録音は、フランスに生まれ17世紀後半に
活躍したとされるルサージュ・デ・リシェーの曲集「リュートの飾り棚」。
シャルル・ムートンに師 事したということ意外はそのほとんどが謎に包まれてい
るルサージュ・デ・リシェーの曲集「リュートの飾り棚」は、「歌うような様式」
=「カンタービレ様式」的要素が強く、その美しくシンプルな旋律が心に染み渡
る。
使用楽器のラウレンティウス・グライフ製のオリジナル・リュートは1610年にイ
ンゴルシュタッドで製作され、現代オランダの楽器製作者ニコー・ファン・デア
・ヴァールスの4年間という修復期間を経て演奏可能な状態に復元されたという
歴史的価値も計り知れない銘器である。
グライフのオリジナル・リュートとガット弦の組み合わせによる「リュートの飾
り棚」では、楽器のコンディションに細心の注意を払いながら限りなくライヴに
近い演奏を収録するために、レコーディン グのカットを最小限に抑えるなど音質
面に対する姿勢も徹底されている。
録音:2007年10月25日-26日&11月17日、西海市大島文化ホール/全曲世界初録音
Nostalgia 0401 ¥2180
華麗なる様式-
ヨハン・ゲオルク・ヴァイヒェンベルガー(1676-1740):
組曲二短調/同へ長調/同ト長調/パルティータ イ短調
佐藤豊彦(リュート)
1676年にオーストリアのグラーツで生まれ、1740年に同じくオーストリアのウィ
ーンで没した17-18世紀の知られざる音楽家ヴァイヒェンベルガー。
大半の手稿譜は第2次世界大戦で行方不明となってしまったが近年になって再発
見されており、徐々にヴァイヒェンベルガーのリュート音楽の全貌が明らかにな
り始めている。
フランス派の「崩された様式」を基本としたドイツ語圏最後のリュート奏者の
1人、ヴァイヒェンベルガーの「華麗なる様式」を持った傑作の数々を佐藤豊彦
がグラーフのオリジナル・リュートとガット弦を用いて現代に伝えてくれる。
またこの録音では、チャンネル・クラシックスのハイクォリティ・サウンドの
産みの親である名エンジニア、ジャレッド� ��サックスがプロデューサーとエンジ
ニアを担当しており、サウンド面の充実度も非常に高い。
2002年11月4日-6日&2003年5月、メノナイト教会(オランダ)での録音。
Nostalgia 0201 ¥2180
東雲のうた ――
日本古謡(佐藤豊彦編):蕗の曲
日本古謡(オーイエン編):さくら
日本古謡:黒田節(ギター独奏)
日本古謡(オーイエン編):来るか来るか
日本古謡(佐藤豊彦編):沖の鴎に
日本古謡(オーイエン編):箱根八里
日本古謡(オーイエン編):中国地方の子守唄
日本古謡:五木の子守唄
滝廉太郎:荒城の月
山田耕筰:
待ちぼうけ、からたちの花、ペチカ、曼珠沙華、かやの木山の、赤とんぼ
藤井清水:信田の藪
草川信:河原菜種
弘田龍太郎(山田千代美編):叱られて
杉山はせを(山田千代美編):花嫁人形
近衛秀麿:ちんちん千鳥
成田為三:浜辺の歌
平井康三郎:あの子この子、平城山
橋本国彦:お六娘
山田千代美(ソプラノ)、ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(ギター)
佐藤豊彦が 主宰するアンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」に中核メンバーと
して参加している古楽声楽のスペシャリスト、山田千代美が歌う「日本のうた」。
好物は刺身で趣味は三味線という大の日本びいきのオランダ人ギタリスト、オー
イエンが1829年製オリジナルのパレルモ・ギター(佐藤豊彦所蔵)を奏でて山田千
代美の歌声と共に何とも言えぬ「和」の空間を創り上げている。
「日本のうた」の持つ旋律美と抒情的雰囲気、日本の心が余すことなく表現され
たアルバムである。2001年12月、チャペル・スタジオ(オランダ)での録音。
<Hyperion>
CDA 67678 ¥2180
ヘンデル:
デッティンゲン・テ・デウムHWV.283/オルガン協奏曲第14番イ長調HWV.296a
/戴冠式アンセム《祭司ザドク》HWV.258
リチャード・マーロウ(オルガン)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
シャンドスからリリースされているデュリュフレ(CHAN 10357)、メンデルス
ゾーン(CHAN 10363)でのハーモニーが称賛を集めているケンブリッジ・トリ
ニティ・カレッジ合唱団のスティーヴン・レイトン新体制での初録音はヘンデ
ルの「デッティンゲン・テ・デウム」。
1740年から始まったオーストリア継承戦争で、イギリス国王ジョージII世自ら
が率いるオーストリア連合軍が1743年に「ディッティンゲンの戦い」でフラン
ス軍を撃破。この勝利と国王の凱旋帰国を祝うためにヘンデルに作曲が依頼さ
れ完成したのが、壮麗で壮大な大作「デッティンゲン・テ・デウム」なのであ
る。戦勝記念として書かれた華々しくまばゆいヘンデルの宗教作品は、レイト
ン&ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の門出に相応しい。
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの共演はもちろんのこと 、
「オルガン協奏曲第14番」では前音楽監督リチャード・マーロウがオルガン独
奏を担当するなど、聴きどころ満載のヘンデル・アルバムに要注目!
CDA 67591/2 2枚組 ¥4360
ニールセン:ピアノのための作品全集 ――
交響的組曲Op.8/《楽しいクリスマス》の夢FS.34/祝典前奏曲FS.24/若い人
と年寄りのためのピアノ音楽第1巻Op.53/ピアノ小品ハ長調FS.159/シャコン
ヌOp.32/若い人と年寄りのためのピアノ音楽第2巻Op.53/5つの小品Op.3/
組曲《堕天使》Op.45/主題と変奏Op.40/3つの小品Op.59
マーティン・ロスコー(ピアノ)
アルナス&シンディングのピアノ協奏曲集(CDA 67555)やトルミスの合唱作品
集(CDA 67601)など、北欧音楽の発掘にも力を注ぐハイペリオンから新たに登
場するのはニールセンのピアノ作品全集!
ニールセンのピアノ作品には、「交響的組曲」や「組曲堕天使」、「主題と変
奏」といった規模の大きな作品や、「楽しいクリスマス」の夢、祝典前奏曲な
どの小品など、そのレパートリーの中でも特に独創性に富んだ作品が数多く存
在している。また、バッハよりもベートーヴェンとブラームスの影響を受けた
とされる51歳で作曲された「シャコンヌ」も円熟味あふれる重要作品として外
せない。
ニールセンのピアノ作品の録音のためにハイペリオンがオファーを出したのは、
ベテランの域に入りつつあるイギリスのヴィルトゥオーソ・ピアニスト、マー
ティン・ロスコー。
ソリストとし� ��のエネルギッシュな活動はもちろんのこと、イギリスのレーベ
ルを中心にレコーディングも数多く行っており、ハイペリオンからもドホナー
ニ、ブリュル、フックス&キールのピアノ協奏曲やメシアン、フォーレ、バッ
ハ・トランスクリプションIVなどの話題作を発表している。
CDA 67663 ¥2180
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集WoO.1
ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907):変奏曲ホ短調
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、アーノン・エレツ(ピアノ)
19世紀の楽壇の歴史の中で、40年間に渡って有意義で実り多き友好関係を築い
たブラームスとヨアヒム。
ヴァイオリン協奏曲と二重協奏曲を巡る仲違い、和解のエピソードも有名なブ
ラームスとヨアヒムだが、その友好関係を証明する作品の1つがこのヴァイオリ
ンとピアノのための「ハンガリー舞曲集」。
オーケストラ、4手連弾、ピアノ独奏を筆頭に様々な形で演奏される名作中の
名作「ハンガリー舞曲集」にヨアヒムがアレンジを施し「ヴァイオリンとピア
ノのための作品」として確立。
ヴァイオリン奏者には超絶技巧が要求されるなど 、ジプシー音楽に基づく
「ヴァイオリン作品」の最高峰と言っても過言ではないだろう。フバイやブロ
ッホ、ベン=ハイムなどの作品を録音してきたヴァイオリニスト、ハガイ・
シャハムが魅せるエキサイティングなハンガリー舞曲に乞うご期待!
CDA 67647 ¥2180
ロッシーニ:
音楽の夕べ(第1番-第11番)/亡命者/何も言わずにやつれはてるでしょう/
赤ちゃんの歌/チロルのみなしご/さらば人生よ/セビリャの恋人たち/3つ
のカンツォネッタ《ヴェネツィアの競艇》
ミア・ペアション(ソプラノ)、ステラ・ドゥフェクシス(ソプラノ)、
ブルース・フォード(テノール)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
世界的に定評のあるハイペリオンの歌曲シリーズに新たに加わるのはイタリア
・オペラの大作曲家ロッシーニの歌曲&二重唱曲集。19歳から37歳の間に、
39作ものオペラを作曲したロッシーニ。37歳で「ウィリアム・テル」を完成さ
せたロッシーニはオペラの作曲からは引退するものの、ここに収録されている
「音楽の夕べ(ソワレ・ミュージカル)」など優� �た歌曲を生み出したことでも
知られる。
シューベルト、シューマンの歌曲全集にも登場しているソプラノのドゥフェク
シス、熱い視線を浴びるスウェーデン期待のソプラノ歌手ペアション、そして
テノールにはロッシーニのスペシャリスト、フォードが起用されるなど、3人
のトップクラスの歌い手たちによる「音楽の夕べ」が幕を開ける。
CDA 67685 ¥2180
クリスティアン・ヨーゼフ・リダルティ(1730-a.1793):
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調/同第3番イ長調/四重奏曲(シンフォニア)
ト長調/ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調
フランチェスコ・ドラツィーオ(ヴァイオリン)、アウセル・ムジチ
ハイペリオン移籍第1弾となった「ボッケリーニ」(CDA 67646)が好セールスを
記録しているイタリアの声楽&器楽アンサンブル、「アウセル・ムジチ」。
フランチェスコ・ドラツィーオをソリストに迎えたアウセル・ムジチが2枚目
の録音で取り上げたのは18世紀イタリアのオーストリア系作曲家リダルティ。
高度な技巧を要する3曲のヴァイオリン協奏曲はこの録音が世界初録音であり、
イタリアのバロックから古典派への橋渡しとしての役割を担った作品でもある。
CDS 44321/4 4枚組 ¥8380
ヴォーン=ウィリアムズ:合唱作品集 ――
音楽へのセレナード/5つの神秘的な歌/クリスマス・キャロルによる幻想曲
/野の花/我らに平和を与えたまえ/4つの讃美歌集/知られざる地方へ/手
を打ち鳴らせ/モテット《主よ、あなたはわれらの隠れ家である》/劇音楽
《天路歴程》/感謝祭の歌/3つのコラール賛歌/マニフィカト/楽しい山の
羊飼い/詩篇100番
マシュー・ベスト(指揮)
、コリドン・シンガーズ、トーマス・アレン(バリトン)、
今井信子(ヴィオラ)、ジョン・マーク・エインズレー(テノール)、
ブリン・ターフェル(バリトン)、他
ハイペリオンのヴォーン=ウィリアムズ没後50年記念盤は、これまでにベスト
セラーとして好評を博してきたマシュー・ベスト&コリドン・シンガーズによ
る4枚のアルバムをセットにした合唱 作品集。
大規模な劇音楽「天路歴程」からマニフィカトや賛歌など幅広い作品を網羅。
「音楽へのセレナード」にはアマンダ・ルークロフト、「野の花」には今井信
子、「楽しい山の羊飼い」にはブリン・ターフェルなど世界的名手たちが参加
しているなどソリストも豪華。CDA 66420、CDA 66655、CDA 66511、CDA 66569
の新装移行再発売。
<Helios>
CDH 55276 ¥1280
クリストバル・デ・モラレス(c.1500-1553):
キリストのしもべアンドレア/聖なるマリアよ、あわれな者たちを救いたまえ
/Clamabat autem mulier Chananea/おお、聖餐よ/天の元后/ジャン・ムト
ン(b.1459-1522):羊飼いらと共に探そう/モラレス:ミサ《羊飼いらと共に
探そう》
ジェームズ・オドンネル(音楽監督)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
セヴィーリャに降り立った16世紀スペインの大作曲家モラレスが生んだ宗教作
品集。
モラレスの宗教曲にフランス・ルネサンスの作曲家ジャン・ムトンの「羊飼い
らと共に探そう」をカップリングしたイギリスの名門、ウェストミンスター大
聖堂聖歌隊の名盤の1つ。CDA 66635からの移行再発売。
CDH 55321 ¥1280
マルティヌー:
2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと2つのチェロのための《六重奏曲》、
ヴァイオリンとヴィオラのための《3つのマドリガル》
シュールホフ:
2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと2つのチェロのための《六重奏曲》
ラファエル・アンサンブル
マルティヌーとシュールホフ、同じ時代を生きた2人のボヘミアの作曲家が書い
た同じ編成の「六重奏曲」を聴き比べる ――。
20世紀チェコを代表するマルティヌーと強制収容所で命を落としたシュールホ
フ。対照的な人生を送った2人の作曲家が書いた同じ編成の「六重奏曲」をカッ
プリングした好企画盤。CDA 66516からの移行再発売。
<Avie>
AV 2175 ¥2180
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/同第25番ハ長調K.503/幻想曲ニ短調K.397
イモジェン・クーパー(ピアノ&指揮)、ノーザン・シンフォニア
イギリスの都市ニューキャッスルゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セー
ジ・ゲイツヘッド・ホール」を拠点とするノーザン・シンフォニアが同ホール
で行ったコンサートのライヴ録音をリリースして行くシリーズの第3弾。
第1弾(AV 2100)で丁寧なタッチから生み出されるクリアでストレートなモー
ツァルトを聴かせてくれたイギリスの女流ピアノ奏者イモジェン・クーパーが
再び登壇。
クーパー自身のピアノ、ノーザン・シンフォニア、セージ・ゲイツヘッド・ホ
ール、そして聴衆が創り上げた今回のモーツァルトも実に見事。
2007年11月8日-11日の録音。
AV 2133 ¥2180
フォーレ:夜想曲全集 ――
夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1/同第2番ロ長調Op.33-2/同第3番変イ長調
Op.33-3/同第4番変ホ長調Op.36/同第5番変ロ長調Op.37/同第6番変ニ長調
Op.63/同第7番嬰ハ短調Op.74/同第8番変ニ長調Op.84-8/同第9番ロ短調
Op.97/同第10番ホ短調Op.99/同第11番嬰ヘ短調Op.104-1/同第12番ホ短調
Op.107/同第13番ロ短調Op.119
チャールズ・オーウェン(ピアノ)
ユーディ・メニューイン・スクールで音楽を学び始めたチャールズ・オーウェ
ンは、イギリス王立音楽院でイリーナ・ザリツカヤに師事。
1995年にはスコットランド国際ピアノ・コンクールでシルバー・メダルを獲得
し、バービカン・センターやウィグモア・ホール、リンカーン・センター、カ
ーネギー・ホール、ムジークフェラインなどへのデビューを果たした今後が有
望視されるイギリスのピアニストである。
イギリスのチェリスト、ナタリー・クラインの伴奏者としてではなく、"ソリ
スト"としてのオーウェンが13曲の夜想曲を通じてフォーレの作風の変遷を聴
かせてくれる。
AV 2134 ¥2180
シューマン:
ゲーテの《ヴィルヘルム・マイスター》にもとづくリートと歌Op.98a/リー
ダークライスOp.39/メアリ・スチュアート女王の詩Op.135/秋の歌Op.43-2
/まこと太陽は輝きOp.37-12/私はあなたの樹Op.101-3
クリスティアン・ヒルツ(バリトン)、
マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾ・ソプラノ)、
カティア・ブスカルー(ピアノ)
バロックと古典派の作品のスペシャリストとしてコープマンやハーゼルベック
などから信頼を受けているドイツのバリトン歌手クリスティアン・ヒルツ。
マリアンネ・ベアーテ・キーラントはハノーファー国立歌劇場での活躍が認め
られ、コレギウム・ヴォカーレやバッハ・コレギウム・ジャパンなどからソリ
ストとして招かれるなど世界規模での活動を展開して いるノルウェー生まれの
メゾ・ソプラノ歌手である。
十分な実力と実績を持つヒルツとキーラントが、シューマンの広く知られた作
品と知られざる名作に込められた想いを伝えてくれる。
AV 2152 ¥2180
ジェイムズ・ネアズ(1715-1783):ハープシコードのための8つの練習曲集
ヘンデル:組曲二短調HWV.447
ジュリアン・パーキンス(ハープシコード)
ロンドンの王室礼拝堂で合唱隊員を務めたジェイムズ・ネアズは、ヨーク大聖
堂のオルガニストに就任。その後、王室礼拝堂のオルガニスト、作曲家に任命
されるなど演奏者、作曲家として18世紀のイギリスで活躍した音楽家である。
ここに収録されたネアズの鍵盤楽器のための代表作である「ハープシコードの
ための8つの練習曲集」では、第1番-第4番をカークマン(1764)のシングル・マ
ニュアル・ハープシコードを、ヘンデルと第5番-第8番ではシュディ(1740)の
ダブル・マニュアル・ハープシコードを弾き分けており、楽器の変更によって
作品に対するアプロ ーチの方法を変化させるなど非常に興味深い。
<Signum Classics>
SIGCD 120 5枚組 ¥6480
キングズ・シンガーズ・コレクション-結成40周年記念ボックス ――
DISC-1(SIGCD 048)-
ジェズアルド:月曜日、火曜日の聖務日課のためのレスポンソリウム
DISC-2(SIGCD 056)
SIX ――
伝承歌(ローソン編):ダウン・トゥ・ザ・リヴァー・トゥ・プレイ、レノン
&マッカートニー(ランズウィック編):ブラックバード、タルボット:ザ・
ウィシング・ツリー、ジョエル:ララバイ、バーリン(ベネット編):青い空、
ヤング(ナイト編):アフター・ザ・ゴールドラッシュ/
DISC-3(SIGCD 061)
1605年反逆罪とディスコード、ウィリアム・バードと火薬陰謀事件 ――
ダウランド:ジョージ・ホワイトヘッズ・アルマンド、バード:4声のミサ、
デリング:我が心は燃え上がり、バード:汝の聖なる都は、フィリップス:
めでたし、マリア、ダウランド:サー・ヘンリー・アンプトンの葬礼、ウィ
ールクス:主よ我が王に楽しみを、バード:乙女より生まれし、ダウランド:
バクトンズ・ガリアルド、ポット:マスター・トレシャム
DISC-4(SIGCD 071)
タリス:40声のモテット《御身よりほかにわれは》、キングズ・シンガーズの
インタビュー
DISC-5(SIGCD 090)
景色と時間 ――
ロドニー・ベネット:シーズンズ・オブ・ヒズ・メルシー、マッケイブ:デゼ
ルタの風景、クレーク:4つのダヴィデの詩篇、ヒル:リメンバード・ラヴ、
マックスウェル・デイヴィス:冬の家、シベリウス:愛人、コダーイ:夕べの
歌、チルコット:イーブン・サッチ・イズ・タイム
キングズ・シンガーズ、アンドルー・スウェイト(トレブル/DISC-5)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジの出身者たちが集い、1968年に「キングズ
・シンガーズ」が結成されてから今年で40周年!
2003年にリリースされたシグナム・クラシックス移籍第1弾となる「クリスマ
ス・アルバム」(SIGCD 502)を皮切りに、以前にも増して新録音の発表に積極
的な姿勢を見せてきたキングズ・シンガーズ。
現在、彼らのメイン・ステージであるシグナム・クラシックが贈る結成40周年
記念リリースは、同レーベルでのキングズ・シンガーズのハイライトとも言う
べき5タイトルを1つにまとめた特別ボックス。キングズ・シンガーズのジャン
ルの枠を超えたスタイルと世界を魅了してきたハーモニーの証である。
SIGCD 121 ¥2180
シンプル・ギフト ――
ビリー・ジョエル(ローソン編):シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン
ジェイムス・テイラー(ローソン編):目を閉じてごらん
イギリス民謡(チルコット編):グリーンスリーブス
アメリカ民謡(チルコット編):ささやかな贈り物
黒人霊歌(ナイト編):揺れるチャリオット
スティーブン・スティルス(ローソン編):どうにもならない望み
黒人霊歌(ローソン編):深い河
アメリカ&スコットランド民謡(チルコット編):私の愛しい人は黒髪
イギリス民謡(ローソン編):我が愛を愛す、ウォーター・イズ・ワイド
ランディ・ニューマン(ローソン編):ホエン・シー・ラブド・ミー
スティング(ローソン編):ヴァルパライゾ
イギリス民謡(ローソン編):きじばと
ポール・サイモン(ローソン編):四月になれば 彼女は
黒人霊歌(チルコット編):逃れゆかん
ジョン・デイヴィット(ナイト編):ユー・アー・ザ・ニュー・デイ
キングズ・シンガーズ
結成40周年を迎えた6人のイギリスの紳士たち、「キングズ・シンガーズ」のシ
グナム・クラシックス通算10枚目となる新作は、メンバーのフィリップ・ロー
ソンとピーター・ナイト、イギリスの人気作曲家ボブ・チルコットのアレンジ
による16曲のバラード、民謡、黒人霊歌を歌ったスタジオ録音によるア・カペ
ラ・アルバム。
ちなみにキングズ・シンガーズはシャンドスからリリースされているデビュー
・レコーディング(CHAN 6562)でも多くの民謡を取り上げており、40周年とい
う節目の年を迎え円熟味が増したイギリスの紳士たちが素晴らしいメロディー
を素晴らしいハーモニーでじっくりと聴かせてくれる。
2007年10月&2008年1月の録音。
<Brana Records>
BR 0030 ¥1880
ポーランドの精神 ――
シマノフスキ:
ピアノと管弦楽のための《交響曲第4番》Op.60(協奏交響曲)、
ピアノのための変奏曲 変ロ短調Op.3
ショパン:ピアノ協奏曲へ短調Op.21*
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
カジミシュ・コルド(指揮)、ポーランド放送交響楽団、
ロベルト・ワーグナー(指揮)*、インスブルック交響楽団*
驚異的なレパートリーを駆使してブラジルとヨーロッパを主な活躍の場とした
ポーランド生まれの幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタールが遺し
た音源を復刻してきた「ブラーナ・レコーズ(Brana Records)」からの久々の
新譜はシマノフスキ&ショパンのポーランド・アルバム!
ブルメンタール自身の作曲の師でもあったシマノフスキの作品は大規模な「交
響曲第4番」とピアノ独奏による「変奏曲」の2作品を収録しており、ショパン
との対比はもちろんのこと無尽蔵のレパートリーに改めて驚かされる。コルド
&ポーランド放送響とのコンビネーションも絶妙。録音念月日不詳。
<Clarinet Classics>
CC 0057 ¥2180
リフレクションズ ――
フィンジ:クラリネット協奏曲
グラハム・フィトキン(1963-):
クラリネット、弦楽オーケストラと打楽器のための《アグノスティック》
カール・デイヴィス(1936-):
クラリネット、弦楽オーケストラとティンパニのための協奏曲
デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)、
ニック・コロン(指揮)、アウローラ・オーケストラ
国際クラリネット協会のイギリス支部長を務めるデイヴィッド・キャンベルは、
40カ国以上での演奏経験を持ち、ソリスト、室内楽奏者、教育者など30年以上
のキャリアを誇るイギリスのベテラン・クラリネット奏者。
イギリスの作曲家フィンジを代表する「クラリネット協奏曲」に貴重な音源と
なるフィトキン、デイヴィスの作品をカップリング。ベテランらしいキャンベ
� ��の安定したパフォーマンスも聴きどころ。新たなレパートリーの発掘にもお
すすめ。
<Dal Segno>
DSPRCD 023 ¥2180
偉大なるピアニストVol.7-ウラディミール・ホロヴィッツ ――
ラフマニノフ:前奏曲ロ短調Op.32-10、同イ短調Op.32-8
サン=サーンス(リスト編):死の舞踏
ビゼー:カルメン変奏曲
シューベルト(リスト編):愛の便り
ショパン:練習曲変ホ短調Op.10-6、同ハ短調Op.25-12
ホロヴィッツ:ワルツ へ短調
チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調Op.59
ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23-5
ホロヴィッツ:モマン・エキゾティック
リスト(ブゾーニ編):モーツァルトの《フィガロの結婚》の主題による幻想曲
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ・ロールによる演奏)
The Great Pianists-7/Horowitz(Piano-Roll)
作曲者自身や名ピアニストたちのピアノ・ロールを再生し、現代のデジタル技
術で収録したシリーズでお馴染みの「ダル・セーニョ(Dal Segno)」。歴史に
名を刻む名ピアニストたちのシリーズ、「偉大なるピアニスト」にホロヴィッ
ツが登場!
DSPRCD 024 ¥2180
偉大なるピアニストVol.8-アルトゥール・ルービンシュタイン ――
ショパン:
舟歌嬰ヘ長調Op.60、夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2、前奏曲第1番ハ長調Op.28-1、
同第4番ホ短調Op.28-4、同第10番嬰ハ短調Op.28-10、
同第21番変ロ長調Op.28-21、同第24番ニ短調Op.28-24、
ポロネーズ嬰へ短調Op.44
リムスキー=コルサコフ:歌劇《金鶏》より 太陽の讃歌
ドビュッシー:喜びの島
ブラームス:カプリッチョ ロ短調Op.76-2、ラプソディ第1番ロ短調Op.79-1
ドビュッシー:レントよりおそく
プロコフィエフ:悪魔的暗示Op.4-4
ファリャ:火祭りの踊り
アルベニス:エル・アルバイシン、エボカシオン
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ・ロールによる演奏)
ホロヴィッツに続いて「偉大なるピアニスト」からリリースされるのはルービ
ンシュタイン。ヤマハのコンサート・グランド・ピアノで収録された"ヒスト
リカルではない"ルービンシュタインの演奏はどこか新鮮。
DSPRCD 035 ¥2180
チャイコフスキー&グリーグ-オリジナル・ピアノ・ロール・レコーディングス
グリーグ:
ペール・ギュント第1組曲Op.46(グレインジャー)、
愛の詩(グレインジャー)、ノルウェー民謡集Op.66より(グレインジャー)
チャイコフスキー:
ドゥムカ ハ短調Op.59(ホロヴィッツ)、無言歌(チェルカスキー)、
組曲《くるみ割り人形》Op.71aより(グレインジャー)、
十月(ガブリロヴィッチ)
様々なアーティスト(作品名の後ろの( )内が演奏者)
オーストラリアの音楽学者デニス・コンドンが収集した18000にも及ぶピアノ
・ロールの中から、名ピアニストたちの演奏によるチャイコフスキーとグリー
グをカップリング。
<Guild Light Music>
GLCD 5144 ¥1650
軽音楽の黄金時代-子供の頃の思い出Vol.2 ――
パーキンス:ポップガン・パトロール
ヴィンター:操り人形の踊り
ペリー:ジャック・イン・ア・ボックス
ロジャー:ハント・ザ・スリッパー
シェファード:マジック・ガーデン
ブラトン・テディ・ベア・ピクニック
ブラウン:ドール・ダンス
ステファロ:ピノキオ・マーチ
ハートリー:スケルツェット/他
ウォルター・コリンズ(指揮)、
ロンドン・プロムナード・オーケストラ、
フーゴー・デ・グロート(指揮)、ヒルヴァーサム交響楽団、他
ヒストリカル・シリーズでお馴染みのピーター・レイノルズが主宰する「レイ
ノルズ・マスタリング」によって入念にリマスタリングが施されたライト・
ミュージック(軽音楽)音源の宝庫、「ギルド・ライト・ミュージック・シリー
ズ」。� �ートリーの「スケルツェット」は、1950年代のBBCテレビジョンのス
ペシャル・プログラムで使用された懐かしの作品。
よくやったと言うする方法
GLCD 5145 ¥1650
軽音楽の黄金時代-壮大な景色 ――
レスリー:セコイア
スティーヴンス:ゴールデン・ハイウェイ
ファーノン:シーニック・グランドール
ジェンキンス:グリーン
フィオリト:オクトーバー・ミスト
ペリー:グレート・パノラマ
ファーガン:パストラル・モンタージュ
キャンベル:クラウドランド
ファーノン:オープン・スキー
ダンカン:スティル・ウォーター
ヤング:アリゾナ・スケッチ/他
ロバート・ファーノン(指揮)、
デンマーク国立放送管弦楽団、
クルト・レーフェルト(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、他
シリーズの第45集は、自然の風景に関連した作品がテーマ。デンマークやド
イツの名門放送オーケストラの名前が見られるなど、演奏者陣も侮れないクォ
リティ。
<Bergen Digital>
BD 7056CD ¥2300
リングサーケル教会聖歌隊 ――
ハイドン:神への夕べの歌
メンデルスゾーン:3つの宗教合唱曲
ブラームス:宗教的な歌曲Op.30
アウグスト・セーデルマン(1832-1876):宗教的歌曲より
グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
エギル・ホーヴラン(1924-):モテット《帰れ、我が魂》Op.87-5
ヴァルデマル・オーレーン(1894-1982):夏の賛美歌
伝承曲:An Irish Blessing
トルゲイル・ツィエナー(指揮)、リングサーケル教会聖歌隊
リンゲサークル教会聖歌隊は、ノルウェーのヘードマルク県リングサーケルで
1996年の秋に結成された合唱団。この合唱作品集は、1999年より指揮者を務め
るトルゲイル・ツィエナーの指揮で結成10周年を記念して行われた録音である。
<Timpani>
1C 1125 ¥2300
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
交響曲第1番イ短調《イタリア》(世界初録音)
ピアノ、フルート、チェロと弦楽のための協奏曲ロ短調Op.89
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)、マガリ・モニエ(フルート)、
マルク・コペイ(チェロ)、
リオネル・ブランギエ(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
ルクセンブルク・フィルのソリストたちによる室内楽作品集(1C 1119)や、クリ
ヴィヌ&ルクセンブルク・フィルによる管弦楽作品集(1C 1101)のヒットでクセナ
キスやロパルツ、ピエルネに並ぶレーベルの人気シリーズに成長したダンディの
作品集に新譜が登場!
注目の収録内容は、若き日のダンディによって1872年に作曲された作品番号無し
の最初の交響曲、交響曲第1番「イタリア」と晩年の1926年に書かれたピアノ、
フルート、チェロをソロとした協奏曲の2作品。
普仏戦争から帰還したダンディが国民音楽協会に加わった翌年に作曲された「交
響曲第1番」は、ビゼーとマスネからも称賛された初期の傑作である。また「協奏
曲ロ短調Op.89」ではベテランらしい巧みな作曲技法が余すことなく発揮されてお
り、ソロの使い方も実に見事。
スコラ・カントルムを創設するなど、フランスの楽壇に大いなる足跡を残したダ
ンディの初期と晩年 の2つの傑作。要注目!
1C 1133 ¥2300
フローラン・シュミット(1870-1958):
アントニーとクレオパトラOp.69/幻影Op.70
ジャック・メルシエ(指揮)、ロレーヌ国立管弦楽団
日本では特に吹奏楽の超難曲「ディオニソスの祭」の作曲者として高い知名度を
誇り、今年2008年が没後50年となるフローラン・シュミット。
今回、作曲者の祖国であるフランスのレーベル、ティンパニ(Timpani)から初登
場となるフローラン・シュミットの新たな録音は「詩篇第47番」と「サロメの悲
劇」と並ぶ代表作「アントニーとクレオパトラ」!
シェイクスピアの戯曲を題材として作曲された「アントニーとクレオパトラ」は、
「詩篇第47番」の壮麗な響きや、「サロメの悲劇」、「ディオニソスの祭」で見
られる民族的で荒々しいリズムなど、シュミットの特色が存 分に盛り込まれた大
作である。
また「アントニーとクレオパトラ」に続いて作曲された「幻影」は今回のリリー
スが世界初録音。フローラン・シュミットの豪華絢爛で迫力に満ちた音世界は圧
巻の一言!
<Chandos>
CHAN 10459 ¥2180
バーナーズ&ランバート-映画音楽集 ――
コンスタント・ランバート(1905-1951):
《商船隊員》からの組曲、《アンナ・カレーニナ》からの組曲(フィリップ・レ
ーンによる編曲)
ロード・バーナーズ(1883-1950/本名:ジェラルド・ヒュー・ティリット=ウィ
ルソン):
《シャンペン・チャーリー》より、《ニコラス・ニックルビー》からの組曲
(編曲&オーケストレーション:アーネスト・アーヴィング)、《中途の家》から
の組曲(フィリップ・レーンによる編曲)
メアリー・カリュー(ソプラノ)、
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCコンサート・オーケストラ、ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ
アーノルド、ヴォーン=ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、グッドウィン、コ
ルンゴルトなど錚々たる面々の映画音楽を次々と発表してきた「シ ャンドス映画
音楽シリーズ」の最新作は、シリーズ初登場となるランバートとロード・バーナ
ーズ(第14代バーナーズ男爵)のカップリング!
ディアギレフ&ロシア・バレエ団からの委嘱により作曲された「ロメオとジュリ
エット」に代表されるようにバレエ音楽の作曲家として高い名声を得たランバー
ト。そして音楽家、小説家、画家など創作の分野で異才を放ち、1919年には叔父
の後を継いで第14代バーナーズ男爵となったジェラルド・ヒュー・ティリット=
ウィルソンは、まさにイギリス映画音楽の全盛期を生きた同世代の作曲家なので
ある。
「シャンドス映画音楽シリーズ」の守護神ラモン・ガンバがBBCコンサート・オー
ケストラとのタッグで、ランバート、バーナーズが共にキャリアの後期から晩� ��
にかけて手懸けた魔法のような映画音楽の世界に誘ってくれる。
CHAN 10467 ¥2180
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.3 ――
組曲《子供の領分》/ベルガマスク組曲/ボヘミア風舞曲/夜想曲/レントより
おそく/マズルカ/夢/2つのアラベスク/コンクールの小品/小さな黒ん坊/
ハイドンを讃えて/英雄の子守歌/アルバムの1ページ/エレジー
ジャン=エフラム・バウゼ(ピアノ)
2005年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でその名が一気に定着したフ
ランスのピアニスト、ジャン=エフラム・バウゼ。シャンドスとの二人三脚で録
音がスタートし、ハイペースでリリースが進められているドビュッシーのピアノ
作品全集の今回が第3弾。
第1集(CHAN 10421)はフランスのル・モンド・ドゥ・ラ・ミュージックのレコー
ド・オブ・ザ・イヤーに輝き、第2集もイギリスのグラモフォンでエディターズ
・チョイスに選出されるなど、バウゼのドビュッシーは世界各国で抜群の評価を
受けている。
「子供の領分」や「ベルガマスク組曲」といった有名作品とレアなレパートリー
を織り交ぜたプログラミングからも高度なセンスが感じられる。
CHAN 10461 ¥2180
ケネス・レイトン(1929-1988):管弦楽作品集Vol.1 ――
弦楽のための交響曲Op.3/オルガン、弦楽オーケストラとティンパニのための協
奏曲Op.58/弦楽オーケストラのための協奏曲Op.39
ジョン・スコット(オルガン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
ハイペリオンから教会音楽集(CDA 67641)がリリースされるなど、再評価が進み始
めたケネス・レイトン。
ロマンティシズムと12音技法の両立を目指した戦後のイギリスを代表する作曲家
の1人であるレイトンの管弦楽作品集は、世界最強のイギリス音楽の達人ヒコック
スの指揮で計2タイトルのリリースが予定されている。今回収録された3作品はい
ずれもシャンドスならではの貴重な音源である。
CHAN 10472 ¥2180
ジョナサン・ドーヴ(1958-):室内オペラ《セイレーンの歌》(世界初録音)
ブラッド・クーパー(テノール)、
マタイス・ファン・デ・ウォールト(バリトン)、
アマリリス・ディールティエンス(ソプラノ)、
ヘンク・ギュイタルト(指揮)、セイレーン・アンサンブル
歌劇「フライト」(CHAN 10197)など斬新な作品の発表を続けるイギリス人作曲家
ジョナサン・ドーヴの最も有名な室内オペラがこの「セイレーンの歌」。
「セイレーンの歌」はドーヴがコンポーザー・イン・レジデンスを務めているア
ムステルダム運河フェスティバルで2007年8月に初演が行われており、今回のリ
リースはその世界初演時のライヴ録音となる。
CHAN 241-40 2枚組 ¥2180(1枚価格)
ジョン・アイアランド(1879-1962):室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調/同第2番イ短調/クラリネットとピアノのた
めの幻想的ソナタ/チェロ・ソナタ ト短調/チェロとピアノのための《聖なる
少年》/幻想的三重奏曲イ短調/三重奏曲第1番イ短調/同第2番ホ長調/
同第3番ホ短調
ジェルヴェーズ・ド・ペイエ(クラリネット)、
グウェネス・プライアー(ピアノ)、イアン・ブラウン(ピアノ)、
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)、リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)
多くの室内楽作品を残した20世紀イギリスの作曲家アイアランドの醍醐味が凝縮
された作品集。代表作「聖なる少年」はチェロ&ピアノ版で収録。1982-83年、
1993年の録音。24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。
<Sisyphe>
SISYPHE 006(SACD-Hybrid) ¥2850
ジャン・ヴィエネル(1896-1982):ピアノ作品集 ――
ソナチネ・シンコペ/ラジオの小さな4つの小品/ソナチネ第2番/夢/ダンシン
グ・エチュード/チキン・リール/ピアノ・ソナタ/ポルカ/ジャヴァ/タンゴ
/音楽の3つの楽章
デニス・パスカル(ピアノ)
ダリウス・ミヨーの下で研鑽を積み、即興演奏で大成功を収めその名前を各地に
広めた20世紀フランスのアーティスト、ジャン・ヴィエネル。
"即興"が音楽活動の中心となっていたヴィエネルだが、ここには楽譜として出
版された作品、未出版の作品など様々なアイディアにあふれたピアノのための作
品が所狭しと並べられている。
曲の中で顔を見せるジャズ・テイストやリズミカルな曲想はどことなくカプース
チンに通ずるところがあるといっても過言ではないだろう。パリ国立高等音楽院の教授デニス・パスカルの粋な演奏が魅力的。
SISYPHE 009 2枚組 ¥4600
ミカエル・レヴィナス(1949-):歌劇《黒んぼたち》
ウェンディ・ウォラー(ソプラノ)、ボニタ・ハイマン(メゾソプラノ)、
コレントン・フリーマン(テノール)、
モーリーン・ブレイスウェイト(ソプラノ)、
ベルンハルト・コンタルスキー(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ歌劇場合唱団、他
高名な倫理学者のマニュエル・レヴィナスの息子であり、ピアニストとしても世
界的に高く評価されているミカエル・レヴィナス。作曲家としてはIRCAMのメン
バー、「スペクトル楽派」の中心人物として知られており、現代フランスを牽引
する作曲家の1人に位置づけられている。
レヴィナスの「黒んぼたち」とは、同じくフランスの作家ジャン・ジュネの同名
の物語を題材として作曲された全3� ��のオペラ。序曲での強烈なリズム感や、声
楽、楽器の使い方による音響変化が非常に特徴的な音楽を形成させている。
SISYPHE 013 ¥2300
ピアノ&エレクトロニック・サウンド ――
ジョナサン・ハーヴェイ:メシアンのトンボー
ジョン・ケージ:カリヨンのための音楽第2番、同第3番
ピエール・ヨドロフスキ:セリー・ブランシェ、セリー・ノワレ
ルク・フェラーリ:失われたリズムを探して
ルイジ・ノーノ:苦悩に満ちながらも晴朗な波
ウィルヘルム・ラチュウミア(ピアノ)
ウィルヘルム・ラチュウミアは、リヨン国立高等音楽院でゴールド・メダル、
1等賞を獲得するなど優秀な成績を収めた1974年生まれのピアニスト。コンテン
ポラリーの分野に対する姿勢は高い評価を受けており、第12回ハビエル・モンサ
ルバーチェ国際コンクールなど多くのコンクールで優勝を果たしている。ここで
もピアノとテープの融合の可能性を追求するなどその姿勢は徹底されている。
<Quartz� �(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2060 ¥2180
J・S・バッハ:協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番Op.35*
クセーニャ・バシュメット(ピアノ)、
ユーリ・バシュメット(指揮)、
モスクワ・ソロイスツ合奏団、ウラティスラフ・ラヴリク(トランペット)*
モスクワ音楽院とグネーシン音楽大学で研鑽を積んだ1980年生まれの女流ピアニ
スト、クセーニャ・バシュメットのデビュー・アルバム。しかもこのクセーニャ
・バシュメットは名前からも一目瞭然、ロシアが生んだ世界最高のヴィオラ奏者
ユーリ・バシュメットの愛娘なのである!
デビュー・タイトルが実父の指揮とヴォルトゥオーソ集団モスクワ・ソロイスツ
との共演というのだから自然と期待が高まってしまう。クセ� �ニャ・バシュメッ
トはこれまでにもユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツの来日公演に同
行するなど、日本での演奏経験ありその成長の確認も楽しみ。
バッハ、シュニトケ、そしてショスタコーヴィチというプログラミングもバシュ
メット親子とモスクワ・ソロイスツにとって申し分なし!手塩にかけて育てた愛
娘の実力を引き出す父のサポートにも注目したい。2005年7月の録音。
<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5807 ¥2080
カディッシュ ――
ワイル:ベルリン・レクイエム
シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
バーンスタイン:交響曲第3番《カディッシュ》
サミュエル・ピサール(語り)、
ノアム・シェリフ(語り)、
アビー・フルマンスキー(ソプラノ)、ヤン・レンマース(テノール)、
クリスティアン・イムラー(バリトン)、
ジョン・アクセルロッド(指揮)、
ルツェルン交響楽団、ベルリン放送合唱団、
ベルリン州立および教会児童合唱団
シュレーカーをメインとした2枚のアルバム(NI 5753、NI 5808)によって再び檜
舞台に登場した200年の歴史を誇るスイスの名門ルツェルン交響楽団。音楽監督
ジョン・アクセルロッドとのコンビによる3枚目のリリースは、ユダヤ人の死者
に対する追悼の祈り「カディッシュ」がテーマ。
ポーランド生まれの女性革命家ローザ・ルクセンブルクの追悼として書かれた
ワイルの「ベルリン・レクイエム」や、第2次世界大戦下のワルシャワから生き
延びた男を描いたシェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」、そしてバーン
スタインの3番目の交響曲である大作「カディッシュ」といった深い重いメッセ
ージが込められた3作品でアクセルロッド&ルツェルン響が張り詰めた緊張感を
保ち鬼気迫る演奏を展開。
アクセルロッドとルツェルン響の充実期を証明する録音と� �えるだろう!ちな
みにルツェルン響は来る6月-7月にかけて来日公演が予定されている。
2006年8月29日の録音。
NI 5816 ¥2080
プロコフィエフ&シチェドリン ――
プロコフィエフ:チェロと管弦楽のための《5つのメロディ》Op.35(世界初録音
/シチェドリン&プロコフィエフ編曲)/シチェドリン:チェロ、弦楽とチェン
パニのための《パラボラ・コンチェルタンテ》/プロコフィエフ:チェロのため
の小協奏曲ト短調Op.132、交響曲第1番ニ長調《古典交響曲》Op.25
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
シモン・オーヴァー(指揮)、サウスバンク・シンフォニア
ピアティゴルスキーの下でチェロを学び24歳でガスパール・カサド国際チェロ・
コンクールで優勝を勝ち取るなどイギリスのトップ・チェリストの1人として、
国際舞台での演奏活動やニンバス(Nimbus)を中心としたレコーディングに取り組
み続ける名手ラファエル・ウォルフィッシュ。
最近は近現代作品の� ��奏にも力を注いでおり、新たなレコーディングもプロコ
フィエフ&シチェドリンという濃厚なプログラミング。シモン・オーヴァーの
提唱でオーディションを勝抜いた若き有能な演奏家たちにより2002年に結成され
たサウスバンク・シンフォニアの若きパワーのサポートに支えられたウォルフィ
ッシュが熱演を繰り広げている。
ちなみにここに収録されている「5つのメロディ」はヴァイオリンとピアノのた
めに書かれた作品であり、第2曲は作曲者自身、第1曲&第3曲-第5曲をシチェド
リンが「チェロと管弦楽」という編成にアレンジ。このヴァージョンでの録音は
このウォルフィッシュ盤が世界初録音となる。2007年7月1日-2日の録音。
NI 5817 ¥2080
J・S・バッハ:2本のフルートと通奏低音のためのソナタ集 ――
ソナタ ニ長調BWV.1028/同ト長調BWV.1039/同ニ短調BWV.1036/同ト短調
BWV.1029/同ト長調BWV.1038
ハンスゲオルク・シュマイザー(フルート)、ヤン・オストリー(フルート)、
インゴマール・ライナー(チェンバロ)、オトマール・ミュラー(チェロ)
ウィーン・フォルクスオーパー響の首席フルート奏者であり、オーストリアの名
門ウィーン音楽大学では教授として後進の指導にもあたるハンスゲオルク・シュ
マーザーのバッハ・アルバム。
デュオとしてシュマイザーと共演するヤン・オストリーもリヨン国立歌劇場管や
ノルウェー歌劇場管で活躍するプラハ生まれの実力派。柔らかで透明感のある
「笛」の音色が聴けるバッハである。2006年9月20日-23日の録音。
NI 5604 ¥2080
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲第3番Op.19、同第4番Op.25
ヨハンナ・ミュラー=ヘルマン(1868-1941):弦楽四重奏曲変ホ長調Op.6
ウィーン・アルティス弦楽四重奏団
1980年にウィーン音楽大学の卒業生によって結成されたウィーン・アルティス弦
楽四重奏団。ウェーベルンやヴァイグル、そしてツェムリンスキーなど近現代の
ウィーンの作品をレパートリーの根幹としている同アンサンブルは、レコーディ
ングにも活発に取り組んでおり初録音や初演も多い。
このツェムリンスキー・アルバムにカップリングされたオーストリアの女流作曲
家ミュラー=へルマンの作品も世界初録音。1998年3月23日-26日の録音。
NI 5585 ¥2080
4つのピアノ・ブルース ――
コープランド:4つのピアノ・ブルース、ピアノ・ソナタ
ガーシュウィン:
3つの前奏曲、18のソング・ブックより、パリのアメリカ人(デイリー編曲)
コープランド:ねことねずみ
マーク・アンダーソン(ピアノ)
ウィリアム・カペル、リーズ、東京、ブゾーニとダブリンなど様々な国際ピアノ
・コンクールでの優秀な成績を獲得してきたアメリカのピアニスト、マーク・ア
ンダーソンによるアメリカン・アルバム。
ガーシュウィンとコープランドという20世紀アメリカを代表する二大巨頭のピア
ノ作品やピアノのためのアレンジをアルバムいっぱいに詰め込んだアメリカンな
1枚である!「パリのアメリカ人」でのリズム感も心地よい。
1998年4月17日の録音。
NI 5590/4 5枚組 ¥5400
ハイドン:交響曲全集Vol.4 ―― 交響曲第55番-同第69番
アダム・フィッシャー(指揮)、オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団
ニンバスのハイドンの交響曲全集は、フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッ
シャーと自らが1987年に創設したオーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団
のコンビが行った凄演と名高いまさに一大事業。
録音場所はもちろんエステルハージ宮殿のハイドン・ザール。ちなみにフィッ
シャー兄弟の弟とはご存知、鬼才イヴァン・フィッシャーのこと。
1996年&1997年の録音。
NI 5606/7 2枚組 ¥3200
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.11 ――
前奏曲とフーガ ホ短調BWV.548/コラール《ああ、されどわれらが生命の何なる
か》BWV.743/コラール《主キリスト、神の独り子》BWV.698/カノン風変奏曲
《高き天よりわれは来たれり》BWV.769/前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546/トッ
カータ ハ短調BWV.911/トッカータ ホ短調BWV.914/他
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・ボウヤーが、
デンマークの都市オーデンセにある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&
Son製のオルガンを演奏の舞台としたバッハ・シリーズの第11集。
厳かな輝きを感じさせるオルガンのサウンドが神々しい。1994年&1998年の録音。
NI 5589 ¥2080
待降節とクリスマスのための音楽 ――
ハウエルズ:Sing Lullaby
タヴナー:Fear and Rejoice, O People
伝承曲(ロビンソン編曲):Unto us is born a son
ガードナー:Tomorrow shall be my dancing day
伝承曲(ヴォーン=ウィリアムズ編曲):The Truth from Above
ラッター:There is a flower
伝承曲(レッジャー編曲):On Christmas Night/他
クリストファー・ロビンソン(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊、
イアン・ファリントン(オルガン)
現音楽監督デイヴィッド・ヒルとのコンビでハイペリオンに録音をスタートさせ
ているケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊。
前音楽監督クリストファー・ロビンソンとはニンバスに録音を残しており、この
クリスマスのための音楽も前音楽監督との遺産の1つである。
1998年7月14日-15日の録音。
<Lyrita>(Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
SRCD.295 ¥2180
ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972):
交響曲第6番《悲劇的交響曲》、交響曲第16番
アーノルド・クック(1906-2005):交響曲第3番ニ長調*
メイヤー・フレッドマン(指揮)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)*、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
生涯でショスタコーヴィチの15曲をはるかに凌ぐ32曲の交響曲を作曲したイギリ
スの作曲家ハヴァーガル・ブライアン。その作品数と反比例するかのように演奏
機会や録音には恵まれていないだけに、リリタ音源の復刻はイギリス音楽ファン
ならば見逃せない。
カップリングはブレイスウェイトの指揮によるヒンデミットから教えを受けたイ
ギリス人作曲家アーノルド・クックの交響曲第3番。全曲を通じてロンドン・フィ
ルのハイ・パフォーマンスが 光る。1973年-1974年録音。
SRCD.276 ¥2180
ヴァイオリン協奏曲集 ――
ピーター・ラシーン・フリッカー(1920-1990):
ヴァイオリンと小管弦楽ための協奏曲Op.11
デイヴィッド・モーガン(1933-1988):ヴァイオリン協奏曲*
ドン・バンクス(1923-1980):ヴァイオリン協奏曲
イフラ・ニーマン(ヴァイオリン)、
エーリヒ・グルーエンバーク(ヴァイオリン)*、
ノーマン・デル・マー(指揮)、ヴァーノン・ハンドリー(指揮)*、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスのフリッカーとバンクス、オーストリア生まれのモーガンによって20世
紀の真っ只中に作曲が行われた3つのヴァイオリン協奏曲を収録。ソリストには
イフラ・ニーマン、エーリヒ・グルーエンバークという世界に名を知られている
ビッグ・アーティストが起用されているところもポイント。
録音は1973年と1976年� �行われており、いち早く新作の録音に取り組んできたリ
リタ(Lyrita)の姿勢が如実に表れたタイトルと言える。1973年&1976年の録音。
<Amon Ra>(Amon Raはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 10 ¥2180
クラリネット・コレクション ――
アイルランド民謡:彼女は市を通って動く
スカルラッティ:シンフォニア
テレマン:冬
ヘンデル:ヘンデルの行進曲
ヴァンハル:アダージョ・カンタービレ
モーツァルト:ディヴェルティメントK.439bより メヌエット
ウェーバー:変奏曲Op.33
ブルグミュラー:二重奏曲Op.15
シューマン:幻想小曲集Op.73
ヴェルディ:歌劇《運命の力》より ロマンス
伝承曲:マケドニア民謡
アラン・ハッカー(ヒストリカル・クラリネット)、
リチャード・バーネット(フォルテピアノ、チェンバロ)
イギリスのクラリネット界で一時代を築いた大御所アラン・ハッカー。ここでは
シャリュモーや18世紀から19世紀にかけて製作された数種類のバロック・クラリ
ネットを使い分けており、それぞれの楽器が持つ音色の違いを堪能することが出
来る。シャリュモーによるアイルランド民謡のサウンド、19世紀のベーム式クラ
リネットによるシューマンなど、聴きどころには尽きない。1983年1月の録音。
CD-SAR 9 ¥2180
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1 ――
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24《春》/同第7番ハ短調Op.30-2
ラルフ・ホームズ(ヴァイオリン)、リチャード・バーネット(フォルテピアノ)
1984年に47歳という若さで他界したラルフ・ホームズ。アモン・ラ(Amon Ra)に
は最晩年に収録したベートーヴェンとフンメルの録音が残されている。
このベートーヴェンはフンメルのヴァイオリン作品集(CD-SAR 12)と同じく1983
年1月に収録されており、1736年クレモナ製のストラディヴァリから響く豊かな
音色は直後に迫る死の影を感じさせない。1983年1月の録音。
CD-SAR 7 ¥2180
ロマンティック・フォルテピアノ ――
フンメル:グルックの「アルミーダ」の主題による10の変奏曲
ショパン:アンダンテ・スピアナート
シューベルト:舞曲集
シューマン:子供の情景Op.15
ツェルニー:5つの変奏曲
リチャード・バーネット(フォルテピアノ)
ケント州の鍵盤楽器博物館フィンチコックス・コレクション所蔵されている「グ
ラーフ1826年製(ウィーン)」のフォルテピアノを、同博物館の設立者、館長であ
るバーネットが弾いた演奏を収録。
作曲者たちが生きた時代に製作された楽器を弾くことによって、作曲当時の姿に
限りなく近い作品象を浮かび上がらせている。バーネットの熱意が実現させた録
音である。1982年1月-2月の録音。
<Quartz>
QTZ 2059 ¥2180
セレーネ-オルガンのための作品集 ――
J・S・バッハ:G線上のアリア
クープラン:ティエルス・アン・ターユ
ブラームス:コラール前奏曲《一輪のばらが咲いて》
バッハ:コラール《われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》
フランク:前奏曲
アルビノーニ:アダージョ ト短調
ボザ:アリア
バッハ:シシリアーナ
ブラームス:コラール前奏曲《わが心の切なる喜び》
J・S・バッハ:アダージョ イ短調
カッチーニ:アヴェ・マリア
マルチェロ:アダージョ
オレグ・ヤンチェンコ:瞑想曲
スヴェトラーナ・ベレズナヤ(オルガン)
スヴェトラーナ・ベレズナヤは、ロシアのカフカス・ミネラリニエボディ・ステ
イト・フィルハーモニックでゼネラル・マネージャーとオルガン奏者を兼任して
いる女流アーティスト。
このオルガン作品集には、バッハやブラームスからボザなど幅広い時代の小品が
13作品収録されている。
<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7880 ¥1700
ヴィルヘルム・ヘロルド(1865-1937)-録音集(録音:1907年-1912年)――
ワーグナー:「ローエングリン」より 遥かなる国に
ヴェルディ:
「運命の力」より 最後の頼みだ、「リゴレット」より あれかこれか、
「アイーダ」より もし私が将軍であれば…清きアイーダ/他
ヴィルヘルム・ヘロルド(テノール)、様々なアーティスト
デンマークの伝説的テノール歌手、ヴィルヘルム・ヘロルドの貴重な記録。
「プリマ・ヴォーチェ」は、歴史にその名を残す名歌手たちの歌声が収録された
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。
ニンバス・レーベルのテクノロジーが実現させた貴重な音源の宝庫である。
NI 7879 ¥1700
ユッシ・ビョルリンク(1911-1960)-イン・ソング(録音:1930年-1937年)――
レオンカヴァッロ:朝の歌
ペッテション=ベリエル:Bland skogens hoga furustammar
トセリ:セレナータ/クルティス:カルメーラ/エルガー:愛の挨拶/他
ユッシ・ビョルリンク(テノール)、様々なアーティスト
スウェーデンが生んだ天才テノール、ビョルリンク20代の頃の録音。
NI 7878 ¥1700
ローザ・ポンセル(1897-1981)-録音集Vol.3(録音:1920年-1939年)――
ヴェルディ:「アイーダ」より 勝ちて帰れ、運命の石、「エルナーニ」より
エルナーニよ一緒に逃げて、「運命の力」より 神よ平和を与えたまえ/他
ローザ・ポンセル(ソプラノ)、様々なアーティスト
アメリカ史上最高のソプラノ歌手とも称されるローザ・ポンセルのニンバス録音。
<Saydisc>(Saydiscはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SDL 419 ¥2180
イギリスのナーサリー・ライムズ(マザー・グース)――
少年と少女/くわのまわりを まわろうよ/ヘイ!ディドル、ディドル/ライオ
ンとユニコーン/ディン・ドン・ベル/カエルが求婚しに行った/リトル・ボー
・ピープ/焼きたての十字パン/ハッシャバイベイビー
ヴィヴィアン・エリス(ヴォーカル)、ティム・レイコック(ヴォーカル)、
ブロードサイド・バンド
イギリスに伝わる童謡ナーサリー・ライムズ(マザー・グース)を歌とリコーダー
やバス・ヴィオールなどの古楽器の伴奏で再現。どこか懐かしい旋律に親しむだ
けでなく、子供の英語教育にも効果を発揮!?
CD-SDL 247 ¥2180
グロスターシャー・カントリー・ライフ・シリーズ-コッツウォルドのクラフト
マン
様々なアーティスト
イギリスのグロスターシャー州の生活を人々の声で伝えるシリーズ。
CD-SDL 267 ¥2180
グロスターシャー・カントリー・ライフ・シリーズ-コッツウォルドの声
様々なアーティスト
<Avie>
AV 2103 2枚組 ¥3250
OAV 2103(国内仕様盤) 2枚組 ¥4200
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集&変奏曲集 ――
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1/同第2番ト短調Op.5-2/
ヘンデルの《ユダス・マカベウス》の「見よ勇者は帰る」の主題による12の
変奏曲ト長調WoO.45/モーツァルトの《魔笛》の「娘か女か」の主題による
12の変奏曲ヘ長調Op.66/チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69/
同第4番ハ長調Op.102-1/同第5番ニ長調Op.102-2/モーツァルトの《魔笛》
の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46
アントニオ・メネセス(チェロ/アレッサンドロ・ガリアーノ1730)、
メナヘム・プレスラー(ピアノ/スタインウェイD)
アヴィー(Avie)からは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」(AV 0052)の新録音を
皮切りに、シューマン&シューベルト(AV 2112)やメンデルスゾーン(AV 2140)
など、圧巻のレコーディングを次々と打ち出してきたメネセス。
構想を練りに練りながらも録音の最適な時期や環境を模索してきたベートー
ヴェンのチェロ作品だったが、現在メネセスもチェロ奏者として名を連ねて
いるボザール・トリオの創設メンバーであり御年83歳の大ベテラン、メナヘ
ム・プレスラーとのデュオの実現で録音を決心。
メネセスが長年温め続けてきたベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集のレコ
ーディングが遂に誕生することになったのである!
<MSM>
MSM 0006B ¥1880
メラニー・ディーナー-プッチーニのヒロインたち ――
歌劇《妖精ヴィッリ》より もしも私が小さい花ならば
歌劇《マノン・レスコー》より この柔らかなレースの中で
歌劇《ラ・ボエーム》より さようなら
歌劇《蝶々夫人》より ある晴れた日に
歌劇《つばめ》より ドレッタのすばらしい夢
歌劇《修道女アンジェリカ》より 母もなしに
歌劇《ジャンニ・スキッキ》より お父様にお願い
歌劇《トゥーランドット》より お聴き下さい、王子様
メラニー・ディーナー(ソプラノ)、
ルチアーノ・アコチェッラ(指揮)、
シティ・オヴ・プラハ・フィルハーモニック管弦楽団
1996年のガーシントン・オペラ・フェスティヴァルで上演されたモーツァルト
の「イドメネオ」でオペラ・デビューを果たすと瞬く間にその名が世界に響き
渡り、一躍スターダムへと上り詰めたドイツのソプラノ、メラニー・ディーナ
ー。1999年にはワーグナーの「ローエングリン」エルザ役でバイロイトに初登
場。レコーディングでもブーレーズ&クリーヴランド管とのベルリオーズの
「ロメオとジュリエット」やジンマン&チューリッヒ・トーンハレとの「4つ
の最後の歌」などで大活躍中のディーナーだが、ソロでのリサイタル・レコー
ディングは意� �にも今回のプッチーニが初めて。
プッチーニのオペラに登場するヒロインたちのアリアを今をときめくディーナ
ーの歌声で堪能できるという魅惑のプッチーニ・アルバムである。
2007年12月19日-21日の録音。
MSM 0004 ¥2250
レア・ヴェルディ ――
ヴェルディ:
歌劇《サン・ボニファーチョ伯爵オベルト》より 裏切りの恐ろしさが
歌劇《エルナーニ》より 私と一緒に来なさい
歌劇《2人のフォスカリ》より これが非道な報酬か
歌劇《ジャンヌ・ダルク》より 老人の希望は娘だけだったのに
歌劇《アルツィラ》より 序曲、エテルナ・ラ・メモリア
歌劇《群盗》より 爺さん!-親父の命の灯が細々とっしているのは-恐れおの
のくがいい
歌劇《海賊》より 序曲、数多くの愛らしい乙女が
歌劇《レニャーノの戦い》より もし戦いの朝に
歌劇《アロルド》より ミーナは天使と思っていたのに
ヨハン・ロイター(バリトン)、ベルリン・ドイツ・オペラ室内合奏団
デンマーク王立歌劇場の中心アーティストの1人であり、グラミー賞にノミネ
ートされた経験を持つバリトン歌手ヨハン・ロイター。
デンマークでの目覚しい活躍によってヨーロッパ各地の歌劇場がその才能に熱
い視線を送るなど、評価急上昇中のロイターにとって初のソロ・アルバムとな
るのがこの「レア・ヴェルディ」。
イタリア・オペラの大家ヴェルディの作品の中でも耳にすることの少ない珍し
いアリアを、ロイターが力強い歌声と巧みな表現力で存分に聴かせてくれる。
2008年2月12日-13日の録音。
■「MSM」とは-
イギリスのアーティスト・マネージメント会社である「マイケル・ストアーズ・ミュージック」が若き才能を育て、世界へと発信していくために設立した自
主レーベル。「マイケル・ストアーズ・ミュージック」には、カレーラス、キ
リテ=カナワ、ヴィラゾン、ターフェルといった大物歌手や、ベルティ、コル
チャク、ヴァレルなど素晴らしき才能を持った若き歌手たちが数多く所属して
いる。
<Caprice>
CAP 21776 ¥2300
ピアノによるインプロヴィゼーショナルI ――
カール・ミカエル・ベルマン(1740-1795)の「フレドマンの手紙と歌」をテーマ
とした即興曲(15曲)
二クラス・シヴェレーフ(ピアノ)
「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」とは、3年間で全10タイトルのリリ
ースが予定されているピアノによる完全な即興演奏のシリーズ。このシリーズ
全体に一貫して適用される重要な理念とは、
(1)インプロヴィゼーション(即興)であること。
(2)10タイトル全てで同一のコンサートホール、同一のピアノを使用(ピアニス
トは各タイトルで変更となる)。
(3)レコーディングの直前(ホールに入ってから)にテーマが提示される。事前提
示は一切なし。
(4)セッションは全て真夜中に行われる(人間の脳の活動時間に着目)。
という徹底された4項目。
ピアニスト自身の備� �たテクニックや即興能力はもちろんのこと、音楽性や人
間性もが試され演奏に直接反映されるという部分も非常に興味深い。
この「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」に挑む最初のピアニストは、
スウェーデンの実力者ニクラス・シヴェレーフ。
そのシヴェレーフに提示された注目のテーマは、18世紀スウェーデンの高名な
詩人であるカール・ミカエル・ベルマンの「手紙と歌」。
シヴェレーフの閃きによって次々と放たれるベルマンをテーマとした即興演奏
は圧巻の一言。まったく新しい視点とアイディアによるシリーズがいま始まる。
2006年8月28日-30日、ニーブローカイエン(ストックホルム)での録音。
<Danacord>
DACOCD 660 ¥2300
パヴェル・パブスト(1854-1897):ピアノ協奏曲変ホ長調Op.82
リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30
スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰へ短調Op.20
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
ウラディーミル・ジヴァ(指揮)、南ユラン交響楽団
旧ソ連のアゼルバイジャンの首都バクー生まれで生まれたヴィルトゥオーソ・ピ
アニスト、オレグ・マルシェフ。
その実力に着目したメジャー・レーベルからのオファーを断り、ダナコード
(Danacord)一筋で優れた演奏を発表し続けるマルシェフが新たなに「3つのロシ
アのピアノ協奏曲」を録音!
ルビンシテインに認められモスクワ音楽院に教授として招聘されたパヴェル・
パブスト。同世代のチャイコフスキーからもその才能を高く評価されたパブス
トの ピアノ協奏曲は、ロマンティックで技巧的な作風と雄大なロシアの大地を
想像させる大きなスケールを持った知られざる名曲である。
リムスキー=コルサコフとスクリャービンの2作品でもマルシェフの生命力に満
ちた音色と見事なテクニックが余すことなく発揮されている。ジヴァと南ユラ
ン響の温かなサポートも美しい。
※ダナコード・2008年カラーカタログ付き(40ページ)。
<Sterling>
CDS 1075-2 ¥2300
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):
ヴァイオリンと管弦楽のための性格的な演奏会用小品《愛の妖精》Op.67
ヴァイオリンと管弦楽のための組曲Op.181
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.161(原典版)
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
アンドレア・クイン(指揮)、ノールランド歌劇場交響楽団
長年に渡ってその存在と作品が不当なまでに忘れられてきたが、近年再評価の
気運が一気に高まっている作曲家ヨアヒム・ラフのヴァイオリン協奏曲集が登
場!スイスのチューリッヒ近くに位置する町ラッヘンで生まれドイツを活躍の
場としたラフの作品には、11曲の交響曲に代表される大規模な作品から室内楽
作品まで多くの傑作が見受けられる。
今回収録された「ヴァイオリン協奏曲第1番」では1870年に作曲された原� ��版が
用いられている。アウグスト・ウィルヘルミに献呈された難曲でスウェーデン
のヴィルトゥオーソ、リングボリが熱演を繰り広げている。
2005年11月からノールランド歌劇場響の音楽監督の任にあるイギリスの女流指
揮者アンドレア・クインの手綱捌きにも要注目。
CDS 1074-2 ¥2300
デュカス:
序曲《ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン》/序曲《リア王》/交響曲ハ短調
ファブリス・ボロン(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
代名詞でもある交響詩「魔法使いの弟子」や「ピアノ・ソナタ」といった現存
する傑作や、晩年には自らの作品の大半を破棄してしまうという完璧主義者と
してのエピソードでも知られるフランスの大作曲家ポール・デュカス。
2008-2009シーズンからフライブルク歌劇場の音楽監督に着任するフランス人
指揮者ファブリス・ボロンとヴュルテンベルク・フィルのタッグによるデュカ
スの管弦楽作品集では、1883年に若かりし日のデュカスが書き上げた2つの序
曲と、1896年に作曲された唯一の交響曲をカップリング。
� �交響曲」での優れた作曲技法はもちろんのこと、序曲のみが発見され1995年
に初演が行われた「リア王」や「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」からも完
璧を求めたデュカスの類希なオーケストレーションを聴きとることができる。
<Rondeau>
ROP 4024/25 2枚組 ¥4600
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
マーカス・ウルマン(福音史家/テノール)、
ゴットホルト・シュワルツ(イエス/バス)、
ルース・ホルトン(ソプラノ)、マティアス・レックスロート(アルト)、
ヘンリク・ベーム(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
J・S・バッハが第15代目のカントール(音楽監督)を務めるなど、バッハに最も
縁の深い教会として知られるライプツィヒ聖トーマス教会の少年合唱団。近年
はバッハの作品だけでも「ロ短調ミサ」や「マタイ受難曲」(初期稿)などのリ
リースを実現させるなど、活発なレコーディングにも取り組んでいる聖トーマ
ス教会少年合唱団の最新盤はこれまた期待の高まる「� �ハネ受難曲」!
現在のカントールであるビラーの指揮の下、名門ゲヴァントハウス管や福音史
家のスペシャリストとして名を馳せるテノールのマーカス・ウルマンなど聖ト
ーマス教会の「ヨハネ受難曲」に相応しい演奏者陣が集っている点も見逃せな
い。2007年4月6日-7日、聖トーマス教会でのライヴ録音。
ROP 7006 ¥2300
ブクステフーデ:
7つの連作カンタータ《われらがイエスの四肢》BuxWV.75/カンタータ《安ら
ぎと喜びもてわれは逝く》BuxWV.76/カンタータ《天使に委ねよ》BuxWV.10
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ヒムリッシェ・カントライ、
バロックアンサンブル・ラルコ
世界初録音となったハンマーシュミットの作品集(ROP 7001)では権威あるエコ
ー賞を受賞。2007年にはジョン・ラッターの「マニフィカト」(ROP 7004)のリ
リースを行うなど、聖トーマス教会少年合唱団やウィンズバッハ少年合唱団と
並ぶロンドー(Rondeau)の中心的存在に急浮上してきたハノーファー少年合唱団
の最新録音。
ハノーファー少年合唱団の汚れのない澄んだハーモニーがブクステフーデの大
作を感動的に仕上げている。
<Christophorus>
CHR 77288(SACD-Hybrid) ¥2850
パレストリーナ:
チェチーリアは楽器を奏で、曙が領主を照らし時、ソロモンの雅歌より、
第1旋法のマニフィカト、その頭にいただきたる金色の冠は
パレストリーナを含む「ローマ音楽家名人会」による共作:
ミサ《チェチーリアは楽器を奏で》
ヴィルフリート・ロンバッハ(指揮)、アンサンブル・オフィチウム
これまでに「パレストリーナ」や「ヴァイセンブルクのオトフリート」の作品
集など、数多くの意欲的なプログラムを打ち出してきたロンバッハ率いるドイ
ツのアンサンブル「アンサンブル・オフィチウム」は、ルネサンス時代の宗教
音楽、グレゴリオ聖歌のスペシャリスト集団。
このロンバッハとアンサンブル・オフィチウムによる新しいパレストリーナの
作品集には、「ロー� ��音楽家名人会」の共作である「ミサ《チェチーリアは楽
器を奏で》」を収録。「ミサ《チェチーリアは楽器を奏で》」とは、教皇の庇
護のもとに1584年に創立された「ローマ音楽家名人会」の会員であるスタビレ、
ソリアーノ、ドラゴーニ、ジョヴァンネッリ、サンティーニ、マンチーニ、そ
してパレストリーナが各楽章を分担して手懸けた12声のためのミサ曲である。
全曲を通してアンサンブル・オフィチウムの高い歌唱力が豊かなハーモニーを
生み出しており、天まで響き渡るであろうその歌声は感動的と言う他ない。
CHR 77284 ¥2300
パーセル兄弟の音楽 ――
ヘンリー・パーセル(1659-1695):新しいアイルランド風の調べ、エアとブー
レ、エア ト短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ト短調、ジグ ト短調、
全音階によるグラウンド
ダニエル・パーセル(c.1664-1717):ソナタ第3番ハ長調
H・パーセル:トッカータ イ長調(チェンバロ独奏)
D・パーセル:ソナタ第2番二短調
H・パーセル:組曲(チェンバロ独奏)
D・パーセル:ソナタ第6番ト短調
H・パーセル:トランペット・チューン(チェンバロ独奏)、セベル
D・パーセル:トッカータ イ短調(チェンバロ独奏)、シャコンヌ イ短調
H・パーセル:
新しいグラウンド ホ短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ホ短調、新しいグ
ラウンド ホ短調
D・パーセル:ソナタ第1番ヘ長調
アンサンブル・メディオラヌム
音楽史上で光り輝くイギリス史上最大の作曲家ヘンリー・パーセルとその弟ダ
ニエル・パーセルの作品を取り上げたまさしく「パーセル兄弟の音楽」。偉大
すぎる兄ヘンリーの陰に隠れてしまい、弟ダニエルの作品に接する機会が少な
いだけに両者の音楽を聴き比べることができるという点でも非常に貴重なアル
バムと言えるだろう。
アンサンブル・メディオラヌムは、リコーダーのザビーネ・アンボス、チェロ
のフェリックス・コッホ、チェンバロのヴィープケ・ヴァイダンツの3人によっ
て1999年に結成されたピリオド・アンサンブル。
躍動感にあふれるチェンバロ、卓越した技巧が発揮されたリコーダー、安定感
抜群のチ ェロ・・・アンサンブル・メディオラヌムのハイレベルのパフォーマ
ンスが「パーセル兄弟」の音楽を見事なまでに伝えてくれる。録音も優秀。
CHR 77285 ¥2300
中世の神秘主義-
ハインリヒ・フォン・マイセン(1250-1318):
In gottes schos/Der cron gestirn/Nu merckent/Stunt die sache/Die
dry person/Kung Salomon/Die kuniginne von saba/Ich bin die wurtzel
us yesse/Ich han gestirne/Zarten Ton/Die magt
ペル=ソナ
詩や旋律の作品は現存しているものの、その生涯や人物像の手がかりは僅かな
文献にしか残されていないという「フラウエンロープ」ことハインリヒ・フォ
ン・マイセン。
中世ドイツで最も重要な詩人であったとされる「フラウエンロープ」の音楽か
らは、愛や哀しみ、喜びなど人間の様々な感情が次々と浮かび上がってくる。
ペル=ソナは、歌い手のザビーネ・ルッツェンベルガーと中世ハープ、リコー
ダー奏者のノルベルト・ローデンキルヒェンのデュオ。どこか物悲しさを漂わ
せるルッツェンベルガーの歌声が「フラウエンロープ」の音楽に込められた感
情を解き放つ。
CHR 77293 ¥2300
15世紀イタリアの舞曲集 ――
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァとグリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロの舞曲
(全26曲)
イアン・ハリソン(ディレクター)、
アンサンブル《Les haulz et Les bas》
サックバットやスライド・トランペット、リュート、フィドルなどの様々な種
類を駆使したドイツの古楽器アンサンブルによるイタリアの舞曲集。1997年の
録音。CHR 77208からの移行再発売。
CHR 77290 ¥2300
嫌なことでも歌わなければ ――
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(c.1170-c.1230):
Under der linden
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(c.1377-c.1445):
Los frouw und hor
ベアトリス・ド・ディア(12世紀):嫌なことでも歌わなければ
マルティン・コダス(13世紀):Ondas do mar、Mia yrmana fremosa
テオバルド1世(1201-1253):Dame merci
ギョーム・ド・マショー:Moult sui de bonne heure nec/他
エスタンピー
アルバムのタイトルにもなっている「嫌なことでも歌わなければ」とは、ベア
トリス・ド・ディアが書いた現存する女性トルヴァドールによる貴重な歌であ
る。1989年の録音。CHR 74583からの移行再発売。
<Cavalli>
CCD 705 ¥2300
J・S・バッハ:フランス風序曲ハ短調BWV.831a、イタリア協奏曲BWV.971
シューマン:間奏曲Op.4
フレデリック・ブルーム(ピアノ)
現在ミュンヘンに居を構えているフレデリック・ブルームは、1983年のブゾー
ニ国際ピアノコンクールでは3位入賞を果たすなど多くの実績を積んでいるニュ
ーヨーク出身のピアニスト。ここでのバッハの「フランス風序曲」では一般的
に用いられている「ロ短調BWV.831」ではなく異稿版となる「ハ短調BWV.831a」
が演奏されており、その響きの違いが最大の聴きどころだろう。
<Aeolus>
AE-10271 ¥2300
オルガンによるワーグナー ――
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》より 前奏曲、聖金曜日の音楽/
楽劇《神々の黄昏》より ジークフリートの葬送行進曲/歌劇《トリスタンと
イゾルデ》より 前奏曲/歌劇《リエンツィ》より 序曲/ヴェーゼンドンク
歌曲集
スザンネ・トルプ(ソプラノ)、クリストフ・クールマン(オルガン)
カルク=エラート、アイゼンマン、ルメアといったオルガン作品に大きな影響
を与えた3人の音楽家たちが、オルガンによる演奏のためにアレンジを施したワ
ーグナーの作品を集めた「オルガンによるワーグナー」。ちなみに収録作品は、
20世紀初頭フランスの貴族による演奏会のプログラムをイメージしたものだと
いう。スペインのバスク地方、ウスルビルのサルバドル教会に設置されている
カヴァイエ・コルのオルガンからワーグナーが荘厳に響く。
<Antes Edition>
BM-CD 31.9246 ¥2300
シンプル・シンフォニー ――
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048
ハラルド・ゲンツマー:シンフォニエッタ
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
プッチーニ:菊の花
ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4
ライナー・シューヘン(指揮)、バーデン・マンドリン・オーケストラ
1971年に創設されたドイツのバーデン・マンドリン・オーケストラ(ツプフ・オ
ーケストラ)によるバッハ、ゲンツマー、モーツァルト、、プッチーニ、そして
ブリテン!マンドリンの素朴な音色に乗って届く名作の数々はなかなか味わい
深いものがある。
<Thorofon>
CTH 2543 ¥2300
もし甘い恋の情熱が ――
アントニオ・ロッティ(1667-1740):Ti sento O'Dio bendato
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):まこと君ゆえ愛に身をこがし
ヘンデル:私の胸は高まるHWV.132、忘却の甘さの中でHWV.134
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
もし甘い恋の情熱が、Love frowns in Beauteous Myra's Eyes
ウィリアム・クロフト(1678-1727):セラドン
テレマン:大きな喜悦、大きな喜び
アンサンブル・ムジカ・ポエティカ
17世紀から18世紀を生きた6人の作曲家たちの通奏低音を伴うカンタータ集。
アンサンブル・ムジカ・ポエティカは、メゾ・ソプラノのサビーネ・カイパイネ
ンとバロック・オーボエ奏者のトゥオマス・カイパイネンが1982年に創設したバ
ロック・アンサンブル。女声独唱とオーボエもしくはリコーダー、通奏低音が一
体となってバロックのカンタータを響かせる。
CTH 2544 ¥2300
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):
フルートとクラリネット、ピアノのための作品集 ――
フルート・ソナタ第3番/クラリネット・ソナタ/無伴奏フルート・ソナタ第3番
/無伴奏クラネットのための幻想曲/クラリネットのためのソナチネ/フルート
・ソナタ第2番
ヤンヌ・トムセン(フルート)、エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
トロフォン(Thorofon)が作品の紹介に力を注いできたものの、惜しくも昨年末に
98歳で他界した現代ドイツの大作曲家ハラルド・ゲンツマー。
バイエルン放送響のソロ奏者を務めるなど現代有数のクラリネット奏者として知
られるブルンナーや、デンマーク生まれの気鋭の女流フルーティスト、トムセン
がソリストを任されるなど演奏のレベルも非常に高い。
CTH 2546 ¥2300
レーガー:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲ホ短調Op.102/ラルゴ 変ロ長調/ラルゴOp.93a
ハイペリオン・トリオ
2004年にはシューマンのピアノ三重奏曲全集(CTH 2533/6)を発表した3人の若手
アーティストたちによるドイツのピアノ・トリオ。ドイツのヴァイデンで開催さ
れているマックス・レーガー音楽祭にゲストとして招待されるなど、レーガーの
演奏と解釈には本場ドイツでも定評がある。
<Musiques Suisses>
MGBCD 6260 3枚組 ¥6900
17世紀-20世紀スイスにおける室内オルガンの歴史 ――
パッヘルベル:フーガ ニ短調
フローベルガー:トッカータ ヘ長調
ケルル:カンツォン
リヒター:パルティータ ニ短調
ムファット:前奏曲第8番ハ長調
L・モーツァルト:アダージョと4つの変奏曲
C・P・E・バッハ:4つの二重奏曲/他
アンネレス・フリガー(オルガン)
古くは1636年に製作されたオルガンなど、17世紀から20世紀にかけて作られた歴
史的価値の高い21種類の室内オルガンによる演奏を収録した作品集。
スイスの女流オルガニスト、アンネレス・フリガーの演奏で約350年という時間が
生み出した楽器の変遷を堪能することが出来る。
MGBCD 6261 ¥2300
エミール・フライ(1889-1946):ピアノ作品集 ――
ヘブライの主題による変奏曲Op.1/幻想的小品第1番/組曲Op.62/4つの小品
Op.12より 第1番/牧歌的なメヌエットOp.10-2/4つのピアノ小品Op.14-2より
第2番/組曲Op.58/コラール《血潮したたる》による幻想曲Op.33/J・S・バッ
ハの「G線上のアリア」のピアノ編曲版
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
スイスとベルリン、ブカレストで音楽を学び、1910年には「ピアノ三重奏曲第2番
Op.23」でアントン・ルビンシテイン・コンクール入賞。1912年には23歳という若
さでモスクワ音楽院に教授として招聘されるなど、作曲、教育の両分野で実績を
残したスイスの音楽家エミール・フライのピアノ作品集。
カール・エンゲルとミェチスワフ・ホルショフスキの下で研鑽を積んだスイスの
ピアニスト。チューリッヒ・トーンハレ管、バーゼル響などの名門オーケストラ
からもソリストとして招かれている実力派である。
<Phono Suecia>
PSSACD 170(SACD-Hybrid) ¥2850
コルド ――
ケント・オーロフソン(1962-):
ギタリストと管弦楽のための《弦》/独唱、二重合唱、アンサンブルとエレクト
ロニクスのための《鐘》
ステファン・オステルシェー
(チャランゴ、エレクトリック・ギター、バンジョー)、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)、ヨーテボリ交響楽団、
ヴォーカルハルモニン、他
ケント・オーロフソンは、"ギター"だけに特定せず、チャランゴやバンジョー、
エレキ・ギターを持ち替える"ギタリスト"にスポットあてた「弦(コルド)」な
どの独創的な作品によって世界的な名声を獲得し始めた現代スウェーデンの作曲
家である。
PSCD 173 ¥2300
フルート・コン・フォルツア ――
アーネ・メルネス(1933-2002):
フルートと打楽器のための《ランデヴーII》、
フルートと室内オーケストラのための《親しい戯れ》
ペール・モッテンソン(1967-):
アルト・フルートとエレクトロニクスのための踊りとセンチメンタルな歌、
フルート協奏曲
アンドレ・シーニ(1945-):イカレガグ、マドリードのための沈黙の音符
アンデシュ・ユーンヘル(フルート)、ダニエル・ヌーベリ(打楽器)、
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指揮)、
ヘルシングボリ交響楽団、ヨーテボリ交響楽団、アンサンブル・ガゲーゴ!、他
1996年からヨーテボリ交響楽団のフルート奏者を務めソリストとしても活発な活
動を展開しているフルーティスト、アンデシュ・ユーンヘルによるフルートのた
めの現代スウェーデン作� ��集。このアルバムはユーンヘルの師である今は亡きマ
ヌエラ・ヴィースラーに捧げられている。
<Caprice>
CAP 21800(SACD-Hybrid) ¥2850
パーセプションズ・オヴ・タイム ――
アンドレス・ヨルミン:3人の天使、Tiden a ingenting、ラーサ
ペルト:フラトレス
グバイドゥーリナ:セレナーデ
ステファン・モッセンマーク&イェスパー・コルダ:
グリーン・ブリッジ、ノーツ・オン・フラトレス
マッツ・ベルグストレム(ギター)、アンデルス・ヨルミン(コントラバス)、
ヨアキム・スヴェンヘーデン(ヴァイオリン)
25年のキャリアを持つスウェーデンのトップ・クラシカル・ギタリスト、マッツ
・ベルグストレムのリーダー・アルバム。同じくスウェーデンを代表するベーシ
ストの1人であるアンデルス・ヨルミンを演奏&作曲の両面で共演に迎えるなど、
ギター&ベース・ファンにオススメしたい1枚。
ちなみにブックレットにはクリスティーヌ・ファルケンランドの詩が日本語で掲
載されている。
CAP 21787 ¥2300
デュオ・ディアローグ ――
クリスティーナ・フォルスマン:レイン=リフレイン
アルネ・ロートマン:ディプティク、Vindsnlirror
イングヴァル・カルコフ:
クラリネットとギターのための組曲、ドリーム&パペット・ダンス
ズヴェン・ハグヴィル:コンフルエント
ケント・オロフソン:エメラルド・ウィンドストリングス
ダン・ラーソン(クラリネット)、マグヌス・グレンルンド(ギター)
オーショッタ・ウィンド・オーケストラのソロ・クラリネット奏者ダン・ラーソ
ンとスウェーデンのコンサート・ギタリスト、マグヌス・グレンルンドのデュオ
・アルバム。クラリネットとギターの醸しだす落ち着いた音楽が空間に広がりを
見せる。
<RTVE>
CD 65244 2枚組 ¥3050
エミリオ・アリエータ(1821-1894):オペラ「イルデゴンダ」(1845)
カルロス・アルバレス(バリトン:ロランド・グァルデラーノ)
アナ・マリア・サンチェス(ソプラノ:イルデゴンダ)
ホセ・ブロス(テノール:リッツァルド・マッツァフィオーレ)
アンヘル・ロドリーゲス(テノール:エルメネジルド・ファルサビーリャ)
ステファノ・パラッチ(バス:ロッジェーロ・グァルデラーノ)
マリオラ・カンタレーロ(メゾソプラノ:イデルベーネ)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
マドリード王立劇場管弦楽団&合唱団
[マドリード交響楽団&合唱団]
録音:2004年6月19日、マドリード王立劇場
エミリオ・アルテータはスペイン、ナバーラのプエンタ・ラ・レイナに生まれ
た作曲家。1839年から1845年までイタリアのミラノ音楽院で学び、1845年には
ヴェルディのオペラの共同台本作者ソレーラの台本によるイタリア語オペラ
「イルデゴンダ」をミラノで上演し翌年帰国。スペイン語のオペラや数多くの
サルスエラを作曲した他、教育者としても活躍し、1857年マドリード音楽院作
曲家教授に就任、1868年から亡くなるまでは同音楽院院長を務めました。
CD 65251 2枚組 ¥3050
サンタンデール国際音楽祭 Vol.8
ロベルト・スカンディウッツィ オペラ・リサイタル
ヴェルディ(1813-1901):
「シチリア島の夕べの祈り」から 序曲,O partia... o tu Palermo(第2幕)(*)
「ロンバルディア人」から O Signore, dal tretto natio(第4幕)(#)
「アッティラ」から
Mentre gonfiarsi l'anima - Oltre a quel kimite t'attendo(第1幕)(*)
「ナブッコ」から Va pensiero(第3幕)(#),O chi piange(第3幕)(*/#)
「運命の力」から 序曲,Il santo nome di Dio Signore sia benedetto -
La vergine degli Angeli(第2幕)(*/+/#)
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」から
ポロネーズ(第3幕),グリョーミンのアリア(第3幕)(*)
ムソルグスキー(1839-1881):
「ホヴァンシチナ」から
ペルシャの奴隷の踊り(第4幕),第1幕フィナーレ(*/#)
「ボリス・ゴドゥノフ」から 戴冠式の場面(プロローグ)(*/#)
グノー(1818-1883):「ファウスト」から Le veau d'or(第1幕)
パブロ・ソロサバル(1897-1988):
サルスエラ「港の酒場女」から Despierta negro que viene el blanco(*/#)
ロベルト・スカンディウッツィ(バス(*))
ディレッタ・リッツィオ・マリン(ソプラノ(+))
オッターヴィオ・マリーノ(指揮)
トリノ・レジオ劇場フィルハルモニー管弦楽団「900」
サルベ・デ・ラレード合唱団(#)
録音:2005年8月10日、スペイン、サンタンデール、カンタブリア祝祭劇場、
ライヴ
CD 65261 ¥2300
チェロ合奏のための音楽
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第1番
ダヴィド・ポッパー(1843-1913):レクィエム
ジョルディ・セルベリョ(1935-):パウ・パザルスに捧げる歌
フェルナンド・アグエリア:チェロ八重奏のための組曲
フリードリヒ・グリュツマッハー(1832-1903):聖歌
プロコフィエフ(1891-1953):アンダンテ
エドゥアルト・ピュッツ(1911-2000):タンゴ・パッショナート
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ(指揮、チェロ)
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団
録音:2004年6月5-6日、スペイン、オビエド高等音楽院ホール
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団は、スペインのオビエド(・エドゥア
ルド・マルティネス・トルネル)高等音楽院教授を務めるロシアのチェリスト、
ヴィグエン・サルキソフが1997年に創設したグループです。
CD 65292 ¥2300
恋する心 16世紀スペインの音楽にのせて歌うスペイン詩集
ソンニア・L・リバス=カバリェーロ&ベレン・ユステ(アダプテーション):
El Rey de Reyes(アナ・デ・ヘスス作詩/メーナ作曲)
Dichoso el corazon enamorado
(マリア・デ・サン・ホセ?作詩/バルデラーバノ作曲)(*)
Suma de perfeccion
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、セファルディム伝承曲)
Vivo sin viver en mi
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Noche oscura(フアン・デ・ラ・クルス作詩/ミラン作曲)
Del verbo divino
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、セファルディム伝承曲)(*)
Donde vas con tanta gala ?
(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Llegueme a par de este rio(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/オルティス
作曲)
Oh dulce Jesus
(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Zagalas, Y que buscais ?(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/ミラン作曲)(*)
Oh hermosura que excedeis !
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Ya toda me entregue y di(テレサ・デ・ヘスス作詩/ミラン作曲)
Se el padecer con amor
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)(*)
Quien os trajo aca, Doncella
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Sea mi gozo en el llanto(テレサ・デ・ヘスス作詩/デ・ラ・トーレ作曲)(*)
En la fiesta de los Reyes(テレサ・デ・ヘスス作詩/エンシーナ作曲)
Por que llorax, blanca niña ?(セファルディムのロマンス)
ソンニア・L・リバス=カバリェーロ(ソプラノ)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)
ロウルデス・G・ビセンテ・デ・ベラ(打楽器(*))
録音:スペイン国営放送局音楽スタジオ2
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